【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR筑肥東線 (姪浜駅～鹿家駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +11.4％( +3.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 105 件(１年前(2023年)に比べて -47.5％( -95件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.9 坪 (昨年 124.8 坪から +5.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。糸島高校前駅、筑前深江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは九大学研都市駅で昨年に比べ +181.4 ％、坪単価は 101 万円/坪となった。
上位 2 駅(九大学研都市駅、大入駅)は +165.1 ％(坪単価 +37.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(福吉駅、波多江駅)は -73.8 ％(坪単価 -10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.5 ％ → 2024年 9.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった九大学研都市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +181.4％( +65.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -79.5％( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR筑肥東線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姪浜駅 | 88.7万/坪 (79.9坪) | 119万/坪 (127坪) | 68.4万/坪 (66.8坪) |
| 下山門駅 | 40.7万/坪 (81.7坪) | 38.3万/坪 (72.6坪) | 36.5万/坪 (85.5坪) |
| 今宿駅 | 16.6万/坪 (290坪) | 28.8万/坪 (125坪) | 22.0万/坪 (123坪) |
| 九大学研都市駅 | 101万/坪 (210坪) | 36.0万/坪 (112坪) | 34.9万/坪 (144坪) |
| 周船寺駅 | 25.3万/坪 (155坪) | 33.7万/坪 (112坪) | 27.7万/坪 (115坪) |
| 波多江駅 | 5.2万/坪 (120坪) | 16.4万/坪 (89.2坪) | 14.5万/坪 (99.1坪) |
| 糸島高校前駅 | 31.1万/坪 (59.4坪) | 24.0万/坪 (134坪) | 30.4万/坪 (78.5坪) |
| 筑前前原駅 | 18.7万/坪 (123坪) | 17.9万/坪 (129坪) | 16.6万/坪 (131坪) |
| 美咲が丘駅 | 24.1万/坪 (88.5坪) | 21.7万/坪 (141坪) | 11.6万/坪 (215坪) |
| 加布里駅 | 11.3万/坪 (94.2坪) | 12.7万/坪 (173坪) | 7.9万/坪 (103坪) |
| 一貴山駅 | 11.4万/坪 (172坪) | 12.8万/坪 (120坪) | 7.7万/坪 (136坪) |
| 筑前深江駅 | 15.0万/坪 (64.0坪) | 8.7万/坪 (137坪) | 10.0万/坪 (182坪) |
| 大入駅 | 15.0万/坪 (63.5坪) | 6.0万/坪 (195坪) | 3.0万/坪 (87.7坪) |
| 福吉駅 | 2.4万/坪 (363坪) | 11.6万/坪 (73.2坪) | 5.8万/坪 (133坪) |
| 鹿家駅 | - | 1.2万/坪 (182坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
九大学研都市駅 101.4 万/坪(昨年同期比 +181.4 ％)
九大学研都市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +181.4％( +65.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 209.6 坪 (昨年 111.9 坪から +87.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 ％ → 2024年 42.9 ％)
大入駅 15.0 万/坪(昨年同期比 +148.8 ％)
大入駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +148.8％( +8.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 194.9 坪から -67.4 ％減)。
福吉駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -79.5 ％)
福吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -79.5％( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 73.2 坪から +395.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.3 分 → 2024年 8.5 分、+158.7 ％と大きく増加)
波多江駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -68.0 ％)
波多江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -68.0％( -11.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 119.7 坪 (昨年 89.2 坪から +34.1 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示