【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR筑肥東線 (姪浜駅~鹿家駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.4万円/坪(9.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +38.5%( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて -27.4%( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 115.4 坪 (昨年 110.4 坪から +4.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。姪浜駅、糸島高校前駅、筑前深江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは九大学研都市駅で昨年に比べ +167.6 %、坪単価は 76.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(九大学研都市駅、筑前深江駅)は +118.9 %(坪単価 +27.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(筑前前原駅、波多江駅)は -25.3 %(坪単価 -5.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.6 % → 2022年 8.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 24.1 分 → 2022年 36.0 分、+48.9 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姪浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +21.2%( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加布里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -22.5%( -1.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +80.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR筑肥東線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
姪浜駅 | 80.6万/坪 (46.1坪) | 66.5万/坪 (60.5坪) | 46.6万/坪 (110坪) |
下山門駅 | 31.6万/坪 (66.6坪) | 32.2万/坪 (93.8坪) | 30.8万/坪 (77.9坪) |
今宿駅 | 22.4万/坪 (157坪) | 20.8万/坪 (146坪) | 28.9万/坪 (171坪) |
九大学研都市駅 | 76.7万/坪 (127坪) | 28.7万/坪 (123坪) | 17.0万/坪 (127坪) |
周船寺駅 | 13.0万/坪 (224坪) | 15.2万/坪 (131坪) | 33.8万/坪 (71.6坪) |
波多江駅 | 19.8万/坪 (151坪) | 26.4万/坪 (60.5坪) | 27.0万/坪 (77.9坪) |
糸島高校前駅 | 27.1万/坪 (127坪) | 17.1万/坪 (161坪) | 15.8万/坪 (145坪) |
筑前前原駅 | 13.9万/坪 (126坪) | 18.8万/坪 (154坪) | 14.2万/坪 (190坪) |
美咲が丘駅 | - | 20.8万/坪 (52.9坪) | 18.4万/坪 (81.7坪) |
加布里駅 | 5.5万/坪 (114坪) | 7.1万/坪 (75.9坪) | 9.6万/坪 (171坪) |
一貴山駅 | - | 7.1万/坪 (66.6坪) | 3.8万/坪 (55.2坪) |
筑前深江駅 | 17.8万/坪 (64.5坪) | 10.5万/坪 (72.6坪) | 6.9万/坪 (92.3坪) |
大入駅 | - | - | - |
福吉駅 | - | - | 6.8万/坪 (56.7坪) |
鹿家駅 | - | - | 0.3万/坪 (103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
九大学研都市駅 76.7 万/坪(昨年同期比 +167.6 %)
九大学研都市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.7万円/坪(23.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +167.6%( +48.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 122.5 坪から +3.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.3 分 → 2022年 9.0 分、-37.2 %と大きく減少)
筑前深江駅 17.8 万/坪(昨年同期比 +70.3 %)
筑前深江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.8万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +70.3%( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 72.6 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 10.8 分 → 2022年 12.0 分、+10.8 %と増加)
筑前前原駅 13.9 万/坪(昨年同期比 -25.7 %)
筑前前原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.9万円/坪(4.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -25.7%( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 126.3 坪 (昨年 153.7 坪から -17.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.8 分 → 2022年 24.8 分、+31.7 %と大きく増加)
波多江駅 19.8 万/坪(昨年同期比 -25.0 %)
波多江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -25.0%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 60.5 坪から +150.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 9.0 分、-30.8 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示