物件種別
対象路線
調査期間
土地
2024年
2024年1月9月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

土地相場の概況

2024年1月〜9月期のJR日豊本線 (小倉駅吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -2.2%( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 178 件(1年前(2023年)に比べて -30.2%( -77件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 137.3 坪 (昨年 161.5 坪から -15.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。南小倉駅豊前松江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安部山公園駅で昨年に比べ +114.1 %、坪単価は 22.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(安部山公園駅南行橋駅)は +109.9 %(坪単価 +8.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新田原駅吉富駅)は -58.4 %(坪単価 -2.5 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.4 % → 2024年 2.2 %)

駅ごとの土地相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -27.6%( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった築城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +17.2%( +0.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR日豊本線(沿線・駅ごとの土地について)
JR日豊本線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
小倉駅31.9万/坪
(76.1坪)
42.4万/坪
(61.8坪)
34.2万/坪
(98.8坪)
西小倉駅34.7万/坪
(77.1坪)
47.9万/坪
(92.3坪)
41.7万/坪
(104坪)
南小倉駅28.6万/坪
(50.8坪)
22.8万/坪
(96.4坪)
29.0万/坪
(104坪)
城野駅19.6万/坪
(76.1坪)
20.8万/坪
(105坪)
23.6万/坪
(140坪)
安部山公園駅22.2万/坪
(76.4坪)
10.4万/坪
(193坪)
16.6万/坪
(163坪)
下曽根駅12.4万/坪
(169坪)
14.2万/坪
(143坪)
13.0万/坪
(155坪)
朽網駅4.5万/坪
(124坪)
8.0万/坪
(349坪)
10.6万/坪
(114坪)
苅田駅9.9万/坪
(98.2坪)
10.7万/坪
(168坪)
11.7万/坪
(179坪)
小波瀬西工大前駅4.3万/坪
(223坪)
5.8万/坪
(198坪)
7.9万/坪
(163坪)
行橋駅6.5万/坪
(152坪)
9.0万/坪
(186坪)
8.6万/坪
(124坪)
南行橋駅9.8万/坪
(211坪)
4.8万/坪
(175坪)
8.2万/坪
(94.3坪)
新田原駅1.7万/坪
(224坪)
4.4万/坪
(189坪)
3.0万/坪
(225坪)
築城駅1.6万/坪
(82.1坪)
1.4万/坪
(159坪)
1.1万/坪
(234坪)
椎田駅2.7万/坪
(171坪)
3.9万/坪
(67.1坪)
2.7万/坪
(109坪)
豊前松江駅3.8万/坪
(189坪)
2.8万/坪
(166坪)
4.6万/坪
(303坪)
宇島駅2.9万/坪
(171坪)
6.4万/坪
(202坪)
4.0万/坪
(82.7坪)
三毛門駅3.5万/坪
(106坪)
3.5万/坪
(101坪)
3.6万/坪
(333坪)
吉富駅1.9万/坪
(156坪)
4.3万/坪
(153坪)
4.2万/坪
(118坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

安部山公園駅22.2 万/坪(昨年同期比 +114.1 %)

安部山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +114.1%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -73.3%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 193.2 坪から -60.5 %減)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.9 分 → 2024年 19.2 分、+28.9 %と大きく増加)

南行橋駅9.8 万/坪(昨年同期比 +105.7 %)

南行橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +105.7%( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 210.5 坪 (昨年 175.5 坪から +20.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.3 分 → 2024年 10.2 分、-44.5 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 16.7 %)

新田原駅1.7 万/坪(昨年同期比 -61.2 %)

新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -61.2%( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて +40.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 224.5 坪 (昨年 189.1 坪から +18.7 %増)。

吉富駅1.9 万/坪(昨年同期比 -55.6 %)

吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -55.6%( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 156.4 坪 (昨年 153.4 坪から +2.0 %増)。

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.1 分 → 2024年 27.4 分、+69.9 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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