【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR日豊本線 (小倉駅～吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -10.0％( -1.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 99 件(１年前(2023年)に比べて -61.0％( -155件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 141.3 坪 (昨年 160.8 坪から -12.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。南小倉駅、豊前松江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南行橋駅で昨年に比べ +105.1 ％、坪単価は 9.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(南行橋駅、安部山公園駅)は +104.1 ％(坪単価 +7.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西小倉駅、新田原駅)は -71.9 ％(坪単価 -20.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.1 ％ → 2024年 8.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 20.3 分 → 2024年 22.8 分、+12.2 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.2万円/坪(11.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -14.5％( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.1％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 36.2万/坪 (44.5坪) | 42.4万/坪 (61.8坪) | 34.2万/坪 (98.8坪) |
| 西小倉駅 | 10.2万/坪 (39.3坪) | 47.9万/坪 (92.3坪) | 41.7万/坪 (104坪) |
| 南小倉駅 | 30.1万/坪 (17.1坪) | 22.8万/坪 (96.4坪) | 29.0万/坪 (104坪) |
| 城野駅 | 21.4万/坪 (99.3坪) | 20.8万/坪 (105坪) | 23.6万/坪 (140坪) |
| 安部山公園駅 | 21.1万/坪 (51.4坪) | 10.4万/坪 (193坪) | 16.6万/坪 (163坪) |
| 下曽根駅 | 13.6万/坪 (167坪) | 14.2万/坪 (143坪) | 13.0万/坪 (155坪) |
| 朽網駅 | 7.7万/坪 (122坪) | 8.0万/坪 (349坪) | 10.6万/坪 (114坪) |
| 苅田駅 | 11.2万/坪 (89.8坪) | 10.7万/坪 (168坪) | 11.7万/坪 (179坪) |
| 小波瀬西工大前駅 | 2.9万/坪 (217坪) | 5.8万/坪 (198坪) | 7.9万/坪 (163坪) |
| 行橋駅 | 7.7万/坪 (137坪) | 9.0万/坪 (186坪) | 8.6万/坪 (124坪) |
| 南行橋駅 | 9.9万/坪 (424坪) | 4.8万/坪 (166坪) | 8.2万/坪 (94.3坪) |
| 新田原駅 | 1.5万/坪 (286坪) | 4.4万/坪 (189坪) | 3.0万/坪 (225坪) |
| 築城駅 | 1.6万/坪 (82.1坪) | 1.4万/坪 (159坪) | 1.1万/坪 (234坪) |
| 椎田駅 | 2.7万/坪 (171坪) | 3.9万/坪 (67.1坪) | 2.7万/坪 (109坪) |
| 豊前松江駅 | 3.5万/坪 (84.7坪) | 2.8万/坪 (166坪) | 4.6万/坪 (303坪) |
| 宇島駅 | 3.1万/坪 (183坪) | 6.4万/坪 (202坪) | 4.0万/坪 (82.7坪) |
| 三毛門駅 | - | 3.5万/坪 (101坪) | 3.6万/坪 (333坪) |
| 吉富駅 | 2.1万/坪 (116坪) | 4.3万/坪 (153坪) | 4.2万/坪 (118坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南行橋駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +105.1 ％)
南行橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +105.1％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -94.1％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 165.6 坪から +155.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.5 分 → 2024年 5.0 分、-72.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 100.0 ％)
安部山公園駅 21.1 万/坪(昨年同期比 +103.1 ％)
安部山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.1万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +103.1％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -86.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 193.2 坪から -73.4 ％減)。
西小倉駅 10.2 万/坪(昨年同期比 -78.8 ％)
西小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.2万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -78.8％( -37.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 92.3 坪から -57.4 ％減)。
新田原駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -65.1 ％)
新田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.1％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 285.9 坪 (昨年 189.1 坪から +51.2 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示