【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR日豊本線 (小倉駅～吉富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +61.0％( +5.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて +20.8％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 146.6 坪 (昨年 143.7 坪から +2.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。朽網駅、豊前松江駅、宇島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南小倉駅で昨年に比べ +765.8 ％、坪単価は 56.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(南小倉駅、安部山公園駅)は +561.6 ％(坪単価 +31.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉富駅、苅田駅)は -61.2 ％(坪単価 -2.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 ％ → 2024年 8.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 18.1 分 → 2024年 21.2 分、+16.9 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.2万円/坪(17.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -5.6％( -3.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.05万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -75.0％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小倉駅 | 28.3万/坪 (90.6坪) | 12.9万/坪 (25.2坪) | 28.0万/坪 (149坪) |
| 西小倉駅 | 59.2万/坪 (115坪) | 62.7万/坪 (87.7坪) | 33.9万/坪 (59.0坪) |
| 南小倉駅 | 56.5万/坪 (61.3坪) | 6.5万/坪 (230坪) | 40.6万/坪 (151坪) |
| 城野駅 | 12.6万/坪 (126坪) | 10.6万/坪 (80.2坪) | 21.8万/坪 (176坪) |
| 安部山公園駅 | 16.5万/坪 (84.7坪) | 3.6万/坪 (224坪) | 18.9万/坪 (164坪) |
| 下曽根駅 | 14.6万/坪 (216坪) | 16.2万/坪 (208坪) | 9.8万/坪 (175坪) |
| 朽網駅 | 7.3万/坪 (112坪) | 5.0万/坪 (182坪) | 15.7万/坪 (63.5坪) |
| 苅田駅 | 5.1万/坪 (218坪) | 9.6万/坪 (142坪) | - |
| 小波瀬西工大前駅 | 5.8万/坪 (245坪) | 7.6万/坪 (144坪) | 7.1万/坪 (132坪) |
| 行橋駅 | 8.1万/坪 (171坪) | 7.2万/坪 (121坪) | 10.0万/坪 (99.4坪) |
| 南行橋駅 | 7.1万/坪 (84.7坪) | 8.9万/坪 (77.1坪) | 7.7万/坪 (79.7坪) |
| 新田原駅 | - | 7.8万/坪 (60.5坪) | 2.5万/坪 (175坪) |
| 築城駅 | 0.17万/坪 (59.0坪) | - | 0.9万/坪 (303坪) |
| 椎田駅 | 4.1万/坪 (49.9坪) | - | 2.7万/坪 (109坪) |
| 豊前松江駅 | 3.8万/坪 (189坪) | 2.8万/坪 (166坪) | - |
| 宇島駅 | 4.4万/坪 (147坪) | 3.1万/坪 (204坪) | 3.7万/坪 (59.0坪) |
| 三毛門駅 | - | - | - |
| 吉富駅 | 0.05万/坪 (78.7坪) | 0.20万/坪 (104坪) | 3.5万/坪 (21.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南小倉駅 56.5 万/坪(昨年同期比 +765.8 ％)
南小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.5万円/坪(17.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +765.8％( +50.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.3 坪 (昨年 229.9 坪から -73.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.0 分 → 2024年 10.5 分、-44.7 ％と大きく減少)
安部山公園駅 16.5 万/坪(昨年同期比 +357.3 ％)
安部山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +357.3％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 224.2 坪から -62.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.0 分 → 2024年 19.5 分、+39.3 ％と大きく増加)
吉富駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -75.0 ％)
吉富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.05万円/坪(0.02万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -75.0％( -0.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 104.4 坪から -24.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 18.5 分 → 2024年 30.0 分、+62.2 ％と大きく増加)
苅田駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -47.3 ％)
苅田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -47.3％( -4.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 217.8 坪 (昨年 142.2 坪から +53.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.3 分 → 2024年 29.5 分、+254.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示