【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の福岡市空港線 (姪浜駅~福岡空港駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +31.8%( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -41.7%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.4 坪 (昨年 71.1 坪から +48.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。室見駅、西新駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは福岡空港駅で昨年に比べ +151.5 %、坪単価は 69.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(福岡空港駅、西新駅)は +122.0 %(坪単価 +60.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中洲川端駅、藤崎駅)は -55.2 %(坪単価 -202.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 14.2 分 → 2022年 12.7 分、-10.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 14.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -34.0%( -93.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった福岡空港駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.1万円/坪(20.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +151.5%( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
福岡市空港線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
姪浜駅 | 74.4万/坪 (103坪) | 85.9万/坪 (64.7坪) | 53.8万/坪 (57.0坪) |
室見駅 | 97.2万/坪 (75.6坪) | 73.6万/坪 (80.4坪) | 70.6万/坪 (65.0坪) |
藤崎駅 | 90.2万/坪 (49.9坪) | 163万/坪 (32.8坪) | 101万/坪 (130坪) |
西新駅 | 164万/坪 (172坪) | 84.9万/坪 (107坪) | 55.1万/坪 (60.5坪) |
唐人町駅 | 119万/坪 (107坪) | 132万/坪 (33.3坪) | 150万/坪 (71.8坪) |
大濠公園駅 | 276万/坪 (34.8坪) | - | 79.3万/坪 (15.1坪) |
赤坂駅 | - | 179万/坪 (138坪) | 391万/坪 (33.3坪) |
天神駅 | 751万/坪 (133坪) | - | 562万/坪 (303坪) |
中洲川端駅 | 172万/坪 (34.8坪) | 506万/坪 (25.7坪) | - |
祇園駅 | - | - | - |
博多駅 | 181万/坪 (34.8坪) | 274万/坪 (56.0坪) | 255万/坪 (83.8坪) |
東比恵駅 | - | 46.0万/坪 (139坪) | 61.4万/坪 (21.2坪) |
福岡空港駅 | 69.1万/坪 (87.7坪) | 27.5万/坪 (61.4坪) | 27.7万/坪 (122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
福岡空港駅 69.1 万/坪(昨年同期比 +151.5 %)
福岡空港駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.1万円/坪(20.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +151.5%( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 61.4 坪から +42.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 16.7 分、-44.4 %と大きく減少)
西新駅 163.6 万/坪(昨年同期比 +92.6 %)
西新駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 164万円/坪(49.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +92.6%( +78.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 106.9 坪から +61.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.7 分 → 2022年 11.7 分、+52.2 %と大きく増加)
中洲川端駅 172.5 万/坪(昨年同期比 -65.9 %)
中洲川端駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(52.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -65.9%( -333.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 25.7 坪から +35.3 %増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
藤崎駅 90.2 万/坪(昨年同期比 -44.5 %)
藤崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.2万円/坪(27.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -44.5%( -72.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 32.8 坪から +52.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 16.0 分、+182.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示