【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期の福岡市空港線 (姪浜駅～福岡空港駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +62.7％( +58.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(１年前(2018年)に比べて -8.1％( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 92.0 坪 (昨年 105.4 坪から -12.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。姪浜駅、西新駅、唐人町駅、博多駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは天神駅で昨年に比べ +111.1 ％、坪単価は 661 万円/坪となった。
上位 2 駅(天神駅、博多駅)は +99.5 ％(坪単価 +260.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(藤崎駅、室見駅)は -62.3 ％(坪単価 -64.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.1 ％ → 2019年 8.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 661万円/坪(200万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +111.1％( +348.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった藤崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -96.2％( -103.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福岡市空港線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姪浜駅 | 58.3万/坪 (153坪) | 44.5万/坪 (128坪) | 57.3万/坪 (49.9坪) |
| 室見駅 | 64.4万/坪 (68.6坪) | 89.9万/坪 (64.4坪) | 36.0万/坪 (104坪) |
| 藤崎駅 | 4.1万/坪 (9.1坪) | 108万/坪 (83.2坪) | 74.1万/坪 (60.7坪) |
| 西新駅 | 68.1万/坪 (49.9坪) | 51.2万/坪 (82.7坪) | 86.4万/坪 (96.0坪) |
| 唐人町駅 | 99.6万/坪 (78.7坪) | 67.6万/坪 (133坪) | - |
| 大濠公園駅 | 99.2万/坪 (27.2坪) | - | 52.2万/坪 (28.7坪) |
| 赤坂駅 | 321万/坪 (99.8坪) | - | - |
| 天神駅 | 661万/坪 (279坪) | 313万/坪 (28.7坪) | - |
| 中洲川端駅 | - | - | - |
| 祇園駅 | - | 274万/坪 (106坪) | - |
| 博多駅 | 369万/坪 (37.6坪) | 196万/坪 (83.2坪) | 206万/坪 (78.7坪) |
| 東比恵駅 | - | - | 111万/坪 (103坪) |
| 福岡空港駅 | 27.6万/坪 (95.7坪) | 25.1万/坪 (149坪) | 36.5万/坪 (144坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
天神駅 661.2 万/坪(昨年同期比 +111.1 ％)
天神駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 661万円/坪(200万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +111.1％( +348.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 279.1 坪 (昨年 28.7 坪から +871.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 6.0 分 → 2019年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
博多駅 368.6 万/坪(昨年同期比 +87.8 ％)
博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 369万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +87.8％( +172.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.6 坪 (昨年 83.2 坪から -54.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.8 分 → 2019年 10.5 分、-29.2 ％と大きく減少)
藤崎駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -96.2 ％)
藤崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -96.2％( -103.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 9.1 坪 (昨年 83.2 坪から -89.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.4 分 → 2019年 13.0 分、+38.3 ％と大きく増加)
室見駅 64.4 万/坪(昨年同期比 -28.4 ％)
室見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -28.4％( -25.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 64.4 坪から +6.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 16.0 分 → 2019年 18.3 分、+14.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示