【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.2万円/坪(18.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +24.6％( +12.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 54 件(１年前(2021年)に比べて -28.9％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.0 坪 (昨年 92.1 坪から +2.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。賀茂駅、金山駅、博多駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは梅林駅で昨年に比べ +108.0 ％、坪単価は 42.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(梅林駅、賀茂駅)は +75.6 ％(坪単価 +19.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六本松駅、桜坂駅)は -55.8 ％(坪単価 -72.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.5 ％ → 2022年 7.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +31.3％( +34.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -12.2％( -3.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | 22.2万/坪 (164坪) | 25.3万/坪 (111坪) | 25.6万/坪 (120坪) |
| 次郎丸駅 | 53.9万/坪 (86.7坪) | 47.4万/坪 (116坪) | 45.8万/坪 (50.3坪) |
| 賀茂駅 | 57.4万/坪 (60.5坪) | 40.1万/坪 (55.5坪) | 30.5万/坪 (101坪) |
| 野芥駅 | 26.3万/坪 (135坪) | 28.5万/坪 (110坪) | 20.1万/坪 (69.0坪) |
| 梅林駅 | 42.0万/坪 (78.7坪) | 20.2万/坪 (88.1坪) | 3.9万/坪 (257坪) |
| 福大前駅 | 31.9万/坪 (99.8坪) | 34.4万/坪 (128坪) | 43.3万/坪 (76.5坪) |
| 七隈駅 | 30.2万/坪 (55.2坪) | 36.6万/坪 (88.4坪) | 37.7万/坪 (42.9坪) |
| 金山駅 | 59.3万/坪 (36.9坪) | 42.3万/坪 (60.5坪) | 44.4万/坪 (59.4坪) |
| 茶山駅 | 57.8万/坪 (67.1坪) | 57.0万/坪 (66.6坪) | 42.6万/坪 (75.0坪) |
| 別府駅 | 119万/坪 (25.7坪) | 129万/坪 (87.0坪) | 134万/坪 (454坪) |
| 六本松駅 | 37.0万/坪 (262坪) | 125万/坪 (149坪) | 42.8万/坪 (86.2坪) |
| 桜坂駅 | 81.8万/坪 (75.6坪) | 139万/坪 (45.4坪) | 64.0万/坪 (47.6坪) |
| 薬院大通駅 | - | - | 108万/坪 (130坪) |
| 薬院駅 | 283万/坪 (63.5坪) | - | 216万/坪 (148坪) |
| 渡辺通駅 | 143万/坪 (18.2坪) | - | 32.0万/坪 (46.9坪) |
| 天神南駅 | - | - | 236万/坪 (53.7坪) |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 146万/坪 (75.2坪) | 111万/坪 (47.6坪) | 249万/坪 (64.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梅林駅 42.0 万/坪(昨年同期比 +108.0 ％)
梅林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.0万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +108.0％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 88.1 坪から -10.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.5 分 → 2022年 3.0 分、-80.6 ％と大きく減少)
賀茂駅 57.4 万/坪(昨年同期比 +43.2 ％)
賀茂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.2％( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 55.5 坪から +9.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 7.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
六本松駅 37.0 万/坪(昨年同期比 -70.5 ％)
六本松駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.0万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -70.5％( -88.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 261.7 坪 (昨年 149.0 坪から +75.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 20.0 分、+233.3 ％と大きく増加)
桜坂駅 81.8 万/坪(昨年同期比 -41.1 ％)
桜坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.8万円/坪(24.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -41.1％( -57.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 45.4 坪から +66.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 14.7 分、+193.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示