【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.8万円/坪(20.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -49.4％( -65.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 51 件(１年前(2018年)に比べて -12.1％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 85.8 坪 (昨年 86.6 坪から -0.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。賀茂駅、金山駅、渡辺通駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは薬院大通駅で昨年に比べ +2079.6 ％、坪単価は 161 万円/坪となった。
上位 2 駅(薬院大通駅、茶山駅)は +1102.1 ％(坪単価 +97.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(博多駅、橋本駅)は -57.2 ％(坪単価 -194.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.5 ％ → 2019年 21.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 15.8 分 → 2019年 18.9 分、+19.2 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渡辺通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 312万円/坪(94.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +43.7％( +95.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -52.2％( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | 12.2万/坪 (155坪) | 25.4万/坪 (83.2坪) | 31.5万/坪 (78.7坪) |
| 次郎丸駅 | 45.3万/坪 (99.2坪) | 43.3万/坪 (79.2坪) | 36.7万/坪 (56.2坪) |
| 賀茂駅 | 47.4万/坪 (101坪) | 39.3万/坪 (60.0坪) | 36.8万/坪 (75.2坪) |
| 野芥駅 | 32.1万/坪 (99.8坪) | 32.9万/坪 (44.6坪) | 27.7万/坪 (124坪) |
| 梅林駅 | 40.8万/坪 (46.1坪) | 42.6万/坪 (115坪) | 14.2万/坪 (134坪) |
| 福大前駅 | 26.3万/坪 (134坪) | 33.7万/坪 (65.3坪) | 32.9万/坪 (93.8坪) |
| 七隈駅 | 39.2万/坪 (66.6坪) | 55.1万/坪 (78.3坪) | 55.4万/坪 (49.2坪) |
| 金山駅 | 56.4万/坪 (51.4坪) | 45.2万/坪 (66.6坪) | 44.3万/坪 (61.8坪) |
| 茶山駅 | 74.3万/坪 (33.3坪) | 33.1万/坪 (211坪) | 52.4万/坪 (93.0坪) |
| 別府駅 | - | 72.2万/坪 (95.3坪) | 97.4万/坪 (42.9坪) |
| 六本松駅 | 93.0万/坪 (64.3坪) | 94.3万/坪 (123坪) | 189万/坪 (102坪) |
| 桜坂駅 | - | 35.3万/坪 (99.1坪) | 192万/坪 (136坪) |
| 薬院大通駅 | 161万/坪 (42.4坪) | 7.4万/坪 (88.7坪) | 300万/坪 (130坪) |
| 薬院駅 | - | 107万/坪 (39.3坪) | 178万/坪 (118坪) |
| 渡辺通駅 | 312万/坪 (27.2坪) | 217万/坪 (21.2坪) | 256万/坪 (88.6坪) |
| 天神南駅 | - | - | 101万/坪 (278坪) |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 229万/坪 (50.7坪) | 604万/坪 (108坪) | 52.9万/坪 (83.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
薬院大通駅 160.6 万/坪(昨年同期比 +2079.6 ％)
薬院大通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +2079.6％( +153.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 88.7 坪から -52.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 7.0 分 → 2019年 3.0 分、-57.1 ％と大きく減少)
茶山駅 74.3 万/坪(昨年同期比 +124.6 ％)
茶山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.3万円/坪(22.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +124.6％( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 210.7 坪から -84.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 18.0 分 → 2019年 2.0 分、-88.9 ％と大きく減少)
博多駅 228.5 万/坪(昨年同期比 -62.1 ％)
博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 229万円/坪(69.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -62.1％( -375.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 108.2 坪から -53.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 16.0 分、+77.8 ％と大きく増加)
橋本駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -52.2 ％)
橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -52.2％( -13.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 155.3 坪 (昨年 83.2 坪から +86.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.2 分 → 2019年 32.5 分、+52.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示