【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.3万円/坪(21.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +6.1％( +4.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(１年前(2018年)に比べて -9.8％( -6件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 90.7 坪 (昨年 84.9 坪から +6.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。梅林駅、金山駅、博多駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは博多駅で昨年に比べ +87.8 ％、坪単価は 369 万円/坪となった。
上位 2 駅(博多駅、梅林駅)は +72.7 ％(坪単価 +93.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(茶山駅、橋本駅)は -70.4 ％(坪単価 -32.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 9.8 ％ → 2019年 7.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 369万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +87.8％( +172.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -67.6％( -21.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | 10.1万/坪 (40.8坪) | 31.3万/坪 (82.7坪) | 17.3万/坪 (135坪) |
| 次郎丸駅 | 29.3万/坪 (167坪) | 38.6万/坪 (173坪) | 23.6万/坪 (65.8坪) |
| 賀茂駅 | 38.6万/坪 (109坪) | 50.3万/坪 (72.6坪) | 31.4万/坪 (49.9坪) |
| 野芥駅 | 23.7万/坪 (89.1坪) | 26.4万/坪 (96.9坪) | 11.6万/坪 (72.1坪) |
| 梅林駅 | 41.1万/坪 (168坪) | 26.1万/坪 (57.5坪) | 17.0万/坪 (99.8坪) |
| 福大前駅 | 31.8万/坪 (68.5坪) | 27.4万/坪 (67.2坪) | 29.5万/坪 (132坪) |
| 七隈駅 | 34.6万/坪 (125坪) | 41.3万/坪 (69.0坪) | 30.8万/坪 (80.7坪) |
| 金山駅 | 52.3万/坪 (70.8坪) | 38.1万/坪 (49.9坪) | 28.4万/坪 (76.6坪) |
| 茶山駅 | 16.1万/坪 (61.0坪) | 60.0万/坪 (78.7坪) | 43.0万/坪 (79.8坪) |
| 別府駅 | 58.2万/坪 (99.3坪) | 71.2万/坪 (154坪) | 82.3万/坪 (96.8坪) |
| 六本松駅 | 28.9万/坪 (85.6坪) | 57.9万/坪 (85.0坪) | 80.3万/坪 (94.5坪) |
| 桜坂駅 | - | 104万/坪 (45.4坪) | 58.4万/坪 (50.7坪) |
| 薬院大通駅 | 113万/坪 (57.5坪) | 250万/坪 (21.2坪) | - |
| 薬院駅 | - | 88.9万/坪 (36.3坪) | 153万/坪 (42.4坪) |
| 渡辺通駅 | - | 269万/坪 (40.8坪) | - |
| 天神南駅 | - | - | 213万/坪 (95.3坪) |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 369万/坪 (37.6坪) | 196万/坪 (83.2坪) | 206万/坪 (78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
博多駅 368.6 万/坪(昨年同期比 +87.8 ％)
博多駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 369万円/坪(112万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +87.8％( +172.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.6 坪 (昨年 83.2 坪から -54.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 14.8 分 → 2019年 10.5 分、-29.2 ％と大きく減少)
梅林駅 41.1 万/坪(昨年同期比 +57.6 ％)
梅林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +57.6％( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 168.4 坪 (昨年 57.5 坪から +193.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 6.3 分、+58.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 33.3 ％)
茶山駅 16.1 万/坪(昨年同期比 -73.1 ％)
茶山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.1万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -73.1％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 78.7 坪から -22.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.5 分 → 2019年 11.3 分、-31.3 ％と大きく減少)
橋本駅 10.1 万/坪(昨年同期比 -67.6 ％)
橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -67.6％( -21.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 82.7 坪から -50.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 25.5 分、+59.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示