【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期の福岡市七隈線 (橋本駅～博多駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.4万円/坪(18.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +5.2％( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 53 件(１年前(2018年)に比べて -10.2％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 85.7 坪から +18.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。橋本駅、賀茂駅、野芥駅、福大前駅、茶山駅、別府駅、博多駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは橋本駅で昨年に比べ +67.2 ％、坪単価は 21.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(橋本駅、野芥駅)は +56.9 ％(坪単価 +9.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(六本松駅、梅林駅)は -59.3 ％(坪単価 -62.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 16.9 分 → 2019年 12.5 分、-25.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.2 ％ → 2019年 17.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった薬院駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 200万円/坪(60.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +1.7％( +3.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +67.2％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 福岡市七隈線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橋本駅 | 21.6万/坪 (65.8坪) | 12.9万/坪 (206坪) | 24.2万/坪 (80.2坪) |
| 次郎丸駅 | 40.4万/坪 (59.6坪) | 35.3万/坪 (142坪) | 23.3万/坪 (132坪) |
| 賀茂駅 | 45.1万/坪 (54.2坪) | 31.9万/坪 (49.6坪) | 29.6万/坪 (161坪) |
| 野芥駅 | 32.3万/坪 (106坪) | 22.0万/坪 (95.6坪) | 32.8万/坪 (74.8坪) |
| 梅林駅 | 24.9万/坪 (56.5坪) | 43.5万/坪 (57.5坪) | 19.7万/坪 (64.3坪) |
| 福大前駅 | 38.3万/坪 (146坪) | 26.9万/坪 (90.8坪) | 18.5万/坪 (75.6坪) |
| 七隈駅 | 42.1万/坪 (110坪) | 47.1万/坪 (74.1坪) | 43.2万/坪 (74.1坪) |
| 金山駅 | 47.0万/坪 (96.0坪) | 57.0万/坪 (60.5坪) | 47.4万/坪 (89.2坪) |
| 茶山駅 | 66.1万/坪 (39.3坪) | 51.0万/坪 (50.8坪) | 38.6万/坪 (72.6坪) |
| 別府駅 | 97.9万/坪 (241坪) | 72.7万/坪 (10.6坪) | 117万/坪 (82.7坪) |
| 六本松駅 | 33.9万/坪 (121坪) | 140万/坪 (54.1坪) | 73.2万/坪 (51.2坪) |
| 桜坂駅 | 41.6万/坪 (96.8坪) | 43.2万/坪 (78.7坪) | - |
| 薬院大通駅 | 76.6万/坪 (248坪) | - | - |
| 薬院駅 | 200万/坪 (59.7坪) | 197万/坪 (47.4坪) | 369万/坪 (165坪) |
| 渡辺通駅 | 339万/坪 (124坪) | - | 60.0万/坪 (26.5坪) |
| 天神南駅 | - | - | - |
| 櫛田神社前駅 | - | - | - |
| 博多駅 | 136万/坪 (26.5坪) | 95.7万/坪 (46.6坪) | 154万/坪 (130坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
橋本駅 21.6 万/坪(昨年同期比 +67.2 ％)
橋本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +67.2％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 206.3 坪から -68.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 25.7 分 → 2019年 15.0 分、-41.6 ％と大きく減少)
野芥駅 32.3 万/坪(昨年同期比 +46.5 ％)
野芥駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.3万円/坪(9.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +46.5％( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 95.6 坪から +10.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 26.3 分 → 2019年 16.3 分、-37.8 ％と大きく減少)
六本松駅 33.9 万/坪(昨年同期比 -75.9 ％)
六本松駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.9万円/坪(10.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -75.9％( -106.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 54.1 坪から +123.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.6 分 → 2019年 23.0 分、+167.4 ％と大きく増加)
梅林駅 24.9 万/坪(昨年同期比 -42.7 ％)
梅林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -42.7％( -18.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 57.5 坪から -1.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.0 分 → 2019年 10.7 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示