【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR根岸線 (横浜駅～大船駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.9万円/坪(29.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +5.5％( +5.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 52 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.8 坪 (昨年 74.1 坪から -17.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。本郷台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは横浜駅で昨年に比べ +207.4 ％、坪単価は 266 万円/坪となった。
上位 2 駅(横浜駅、洋光台駅)は +156.7 ％(坪単価 +113.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(関内駅、石川町駅)は -33.0 ％(坪単価 -128.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 5.8 ％ → 2023年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった関内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 389万円/坪(118万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -36.7％( -225.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった磯子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.6万円/坪(13.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -21.3％( -11.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR根岸線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 横浜駅 | 266万/坪 (61.1坪) | 86.5万/坪 (19.7坪) | - |
| 桜木町駅 | 364万/坪 (15.1坪) | 340万/坪 (25.0坪) | 216万/坪 (33.3坪) |
| 関内駅 | 389万/坪 (25.7坪) | 614万/坪 (63.5坪) | 349万/坪 (16.6坪) |
| 石川町駅 | 77.4万/坪 (51.4坪) | 110万/坪 (16.6坪) | 95.8万/坪 (28.7坪) |
| 山手駅 | 61.3万/坪 (54.5坪) | 85.3万/坪 (80.7坪) | 76.1万/坪 (41.0坪) |
| 根岸駅 | 71.3万/坪 (38.5坪) | 76.8万/坪 (64.3坪) | 86.2万/坪 (47.8坪) |
| 磯子駅 | 43.6万/坪 (41.6坪) | 55.5万/坪 (46.9坪) | 100万/坪 (34.0坪) |
| 新杉田駅 | - | 102万/坪 (19.7坪) | - |
| 洋光台駅 | 94.0万/坪 (96.8坪) | 45.6万/坪 (113坪) | 73.8万/坪 (62.4坪) |
| 港南台駅 | 65.8万/坪 (65.5坪) | 82.8万/坪 (71.1坪) | 53.9万/坪 (63.2坪) |
| 本郷台駅 | 70.7万/坪 (44.6坪) | 46.5万/坪 (36.3坪) | 46.3万/坪 (77.6坪) |
| 大船駅 | 61.3万/坪 (88.2坪) | 61.6万/坪 (95.7坪) | 74.5万/坪 (48.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
横浜駅 265.7 万/坪(昨年同期比 +207.4 ％)
横浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 266万円/坪(80.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +207.4％( +179.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 19.7 坪から +210.8 ％増)。
洋光台駅 94.0 万/坪(昨年同期比 +105.9 ％)
洋光台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +105.9％( +48.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 113.4 坪から -14.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.2 分 → 2023年 5.0 分、-55.6 ％と大きく減少)
関内駅 388.9 万/坪(昨年同期比 -36.7 ％)
関内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 389万円/坪(118万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -36.7％( -225.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 63.5 坪から -59.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 3.0 分、-62.5 ％と大きく減少)
石川町駅 77.4 万/坪(昨年同期比 -29.4 ％)
石川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.4万円/坪(23.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -29.4％( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 16.6 坪から +209.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 13.0 分 → 2023年 15.5 分、+19.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示