【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR南武線 (川崎駅~稲田堤駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 173万円/坪(52.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +9.0%( +14.3万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2022年)に比べて +5.7%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 51.9 坪から +13.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。矢向駅、津田山駅、宿河原駅、中野島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鹿島田駅で昨年に比べ +162.0 %、坪単価は 274 万円/坪となった。
上位 2 駅(鹿島田駅、武蔵新城駅)は +142.8 %(坪単価 +129.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尻手駅、登戸駅)は -41.0 %(坪単価 -81.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 5.7 % → 2023年 5.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿島田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 274万円/坪(82.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +162.0%( +169.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尻手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -50.6%( -95.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR南武線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川崎駅 | 209万/坪 (37.8坪) | 190万/坪 (36.9坪) | 148万/坪 (90.6坪) |
尻手駅 | 93.5万/坪 (35.5坪) | 189万/坪 (15.9坪) | 141万/坪 (26.5坪) |
矢向駅 | 189万/坪 (18.9坪) | 145万/坪 (43.9坪) | 161万/坪 (24.7坪) |
鹿島田駅 | 274万/坪 (15.9坪) | 105万/坪 (52.9坪) | 188万/坪 (28.2坪) |
平間駅 | 39.1万/坪 (33.3坪) | - | 228万/坪 (16.6坪) |
向河原駅 | - | - | 271万/坪 (15.1坪) |
武蔵小杉駅 | - | 353万/坪 (32.8坪) | 419万/坪 (13.6坪) |
武蔵中原駅 | 117万/坪 (62.8坪) | - | 199万/坪 (77.1坪) |
武蔵新城駅 | 163万/坪 (48.8坪) | 73.0万/坪 (29.7坪) | 144万/坪 (44.4坪) |
武蔵溝ノ口駅 | - | - | - |
津田山駅 | 141万/坪 (43.9坪) | 97.9万/坪 (81.7坪) | 174万/坪 (16.6坪) |
久地駅 | - | - | 103万/坪 (59.7坪) |
宿河原駅 | 112万/坪 (105坪) | 92.9万/坪 (45.9坪) | 92.2万/坪 (30.8坪) |
登戸駅 | 146万/坪 (91.5坪) | 212万/坪 (28.7坪) | - |
中野島駅 | 201万/坪 (454坪) | 105万/坪 (173坪) | - |
稲田堤駅 | - | 74.0万/坪 (66.6坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鹿島田駅 274.1 万/坪(昨年同期比 +162.0 %)
鹿島田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 274万円/坪(82.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +162.0%( +169.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 52.9 坪から -70.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.0 分 → 2023年 9.5 分、-13.6 %と減少)
武蔵新城駅 163.2 万/坪(昨年同期比 +123.6 %)
武蔵新城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 163万円/坪(49.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +123.6%( +90.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.8 坪 (昨年 29.7 坪から +64.0 %増)。
尻手駅 93.5 万/坪(昨年同期比 -50.6 %)
尻手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -50.6%( -95.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 15.9 坪から +123.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.5 分 → 2023年 8.0 分、-40.7 %と大きく減少)
登戸駅 145.6 万/坪(昨年同期比 -31.4 %)
登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -31.4%( -66.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 91.5 坪 (昨年 28.7 坪から +218.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.0 分 → 2023年 9.0 分、+12.5 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示