【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR上野東京ライン (川崎駅~大船駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -17.0%( -18.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -75.6%( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 76.9 坪から -19.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。戸塚駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは戸塚駅で昨年に比べ +13.5 %、坪単価は 73.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(戸塚駅)は +13.5 %(坪単価 +8.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(大船駅)は -33.5 %(坪単価 -24.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 23.1 分 → 2024年 28.7 分、+24.4 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -31.2%( -68.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -33.5%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR上野東京ライン | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
川崎駅 | 150万/坪 (57.5坪) | 218万/坪 (51.8坪) | 151万/坪 (34.9坪) |
横浜駅 | - | 271万/坪 (35.8坪) | 280万/坪 (49.9坪) |
戸塚駅 | 73.3万/坪 (53.2坪) | 64.6万/坪 (99.4坪) | 78.7万/坪 (65.3坪) |
大船駅 | 48.8万/坪 (93.0坪) | 73.3万/坪 (65.4坪) | 64.5万/坪 (109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
戸塚駅 73.3 万/坪(昨年同期比 +13.5 %)
戸塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +13.5%( +8.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 99.4 坪から -46.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.5 分 → 2024年 32.5 分、+44.3 %と大きく増加)
大船駅 48.8 万/坪(昨年同期比 -33.5 %)
大船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.8万円/坪(14.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -33.5%( -24.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.0 坪 (昨年 65.4 坪から +42.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.3 分 → 2024年 17.5 分、-30.9 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示