【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の東急東横線 (新丸子駅～横浜駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -7.9％( -12.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 42 件(１年前(2020年)に比べて -17.6％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 39.8 坪 (昨年 52.8 坪から -24.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。日吉駅、反町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日吉駅で昨年に比べ +60.5 ％、坪単価は 152 万円/坪となった。
上位 2 駅(日吉駅、反町駅)は +57.8 ％(坪単価 +75.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横浜駅、元住吉駅)は -56.0 ％(坪単価 -125.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.8 分 → 2021年 12.4 分、+14.6 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新丸子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 268万円/坪(81.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +13.7％( +32.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった横浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.6万円/坪(21.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -73.9％( -197.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急東横線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新丸子駅 | 268万/坪 (22.7坪) | 236万/坪 (18.2坪) | 315万/坪 (31.8坪) |
| 武蔵小杉駅 | - | 161万/坪 (35.5坪) | 193万/坪 (91.5坪) |
| 元住吉駅 | 85.8万/坪 (60.5坪) | 139万/坪 (56.0坪) | 139万/坪 (26.5坪) |
| 日吉駅 | 152万/坪 (39.1坪) | 94.5万/坪 (213坪) | 90.6万/坪 (164坪) |
| 綱島駅 | 136万/坪 (33.8坪) | 160万/坪 (35.0坪) | 92.1万/坪 (42.4坪) |
| 大倉山駅 | 139万/坪 (51.4坪) | 163万/坪 (36.8坪) | 161万/坪 (74.5坪) |
| 菊名駅 | 85.0万/坪 (42.4坪) | 73.1万/坪 (114坪) | 111万/坪 (37.1坪) |
| 妙蓮寺駅 | 122万/坪 (27.2坪) | 109万/坪 (32.1坪) | 88.6万/坪 (41.8坪) |
| 白楽駅 | 100万/坪 (34.2坪) | 107万/坪 (41.1坪) | 89.0万/坪 (62.9坪) |
| 東白楽駅 | - | 204万/坪 (16.6坪) | 51.9万/坪 (21.2坪) |
| 反町駅 | 262万/坪 (28.7坪) | 169万/坪 (42.4坪) | 142万/坪 (28.0坪) |
| 横浜駅 | 69.6万/坪 (68.8坪) | 267万/坪 (57.9坪) | 106万/坪 (37.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日吉駅 151.7 万/坪(昨年同期比 +60.5 ％)
日吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +60.5％( +57.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.1 坪 (昨年 212.5 坪から -81.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.0 分 → 2021年 15.6 分、+20.2 ％と大きく増加)
反町駅 261.7 万/坪(昨年同期比 +55.1 ％)
反町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 262万円/坪(79.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +55.1％( +92.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 42.4 坪から -32.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.5 分 → 2021年 4.5 分、-30.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
横浜駅 69.6 万/坪(昨年同期比 -73.9 ％)
横浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.6万円/坪(21.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -73.9％( -197.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 57.9 坪から +19.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.2 分 → 2021年 19.0 分、+55.1 ％と大きく増加)
元住吉駅 85.8 万/坪(昨年同期比 -38.1 ％)
元住吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.8万円/坪(26.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -38.1％( -52.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 56.0 坪から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 18.0 分 → 2021年 15.5 分、-13.9 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示