【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の小田急小田原線 (登戸駅~小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.8万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +9.3%( +4.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 240 件(1年前(2023年)に比べて -67.5%( -498件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.5 坪 (昨年 83.9 坪から +7.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。ほとんどの駅において下落した。相模大野駅、海老名駅、秦野駅、富水駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富水駅で昨年に比べ +86.9 %、坪単価は 41.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(富水駅、相模大野駅)は +81.6 %(坪単価 +37.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(向ケ丘遊園駅、読売ランド前駅)は -69.7 %(坪単価 -120.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 2.9 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった相模大野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +76.3%( +55.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -67.9%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -98.3%( -218.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
小田急小田原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
登戸駅 | 108万/坪 (157坪) | 130万/坪 (91.0坪) | 245万/坪 (21.2坪) |
向ケ丘遊園駅 | 3.8万/坪 (39.3坪) | 222万/坪 (48.8坪) | 195万/坪 (48.6坪) |
生田駅 | 55.7万/坪 (68.7坪) | 59.1万/坪 (67.9坪) | 55.1万/坪 (58.0坪) |
読売ランド前駅 | 31.9万/坪 (107坪) | 54.3万/坪 (99.3坪) | 58.2万/坪 (108坪) |
百合ケ丘駅 | 66.5万/坪 (43.1坪) | 78.1万/坪 (55.4坪) | 60.8万/坪 (123坪) |
新百合ケ丘駅 | 113万/坪 (57.5坪) | 111万/坪 (44.4坪) | 84.1万/坪 (59.4坪) |
柿生駅 | 40.7万/坪 (80.8坪) | 53.1万/坪 (51.4坪) | 62.3万/坪 (108坪) |
相模大野駅 | 129万/坪 (82.5坪) | 73.3万/坪 (66.3坪) | 72.5万/坪 (54.8坪) |
小田急相模原駅 | 62.0万/坪 (69.7坪) | 65.5万/坪 (52.0坪) | 60.3万/坪 (62.3坪) |
相武台前駅 | 58.9万/坪 (97.9坪) | 61.1万/坪 (72.2坪) | 65.4万/坪 (63.4坪) |
座間駅 | 49.4万/坪 (96.8坪) | 52.8万/坪 (58.0坪) | 56.2万/坪 (81.3坪) |
海老名駅 | 68.1万/坪 (85.6坪) | 49.0万/坪 (87.7坪) | 49.4万/坪 (96.6坪) |
厚木駅 | 77.5万/坪 (96.8坪) | 72.3万/坪 (49.9坪) | 56.7万/坪 (54.6坪) |
本厚木駅 | 40.3万/坪 (93.6坪) | 39.1万/坪 (95.6坪) | 35.0万/坪 (94.5坪) |
愛甲石田駅 | 38.9万/坪 (63.2坪) | 39.5万/坪 (71.3坪) | 32.5万/坪 (106坪) |
伊勢原駅 | 41.1万/坪 (37.5坪) | 43.1万/坪 (99.6坪) | 32.0万/坪 (107坪) |
鶴巻温泉駅 | 27.7万/坪 (126坪) | 33.2万/坪 (81.7坪) | 29.8万/坪 (63.6坪) |
東海大学前駅 | 24.1万/坪 (142坪) | 20.9万/坪 (109坪) | 23.2万/坪 (131坪) |
秦野駅 | 27.6万/坪 (96.2坪) | 22.5万/坪 (91.9坪) | 23.3万/坪 (93.8坪) |
渋沢駅 | 20.7万/坪 (137坪) | 20.3万/坪 (94.9坪) | 20.0万/坪 (104坪) |
新松田駅 | 14.0万/坪 (153坪) | 15.6万/坪 (77.0坪) | 19.2万/坪 (84.5坪) |
開成駅 | 16.5万/坪 (133坪) | 26.9万/坪 (67.0坪) | 30.6万/坪 (97.0坪) |
栢山駅 | - | 24.2万/坪 (104坪) | 20.9万/坪 (174坪) |
富水駅 | 41.7万/坪 (82.4坪) | 22.3万/坪 (98.4坪) | 17.9万/坪 (152坪) |
螢田駅 | - | 25.1万/坪 (75.0坪) | 40.3万/坪 (80.5坪) |
足柄駅 | 21.6万/坪 (73.1坪) | 27.6万/坪 (118坪) | 26.5万/坪 (71.0坪) |
小田原駅 | 50.2万/坪 (89.1坪) | 42.9万/坪 (70.2坪) | 54.7万/坪 (90.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富水駅 41.7 万/坪(昨年同期比 +86.9 %)
富水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +86.9%( +19.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -84.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 98.4 坪から -16.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.1 分 → 2024年 5.0 分、-29.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 50.0 %)
相模大野駅 129.2 万/坪(昨年同期比 +76.3 %)
相模大野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +76.3%( +55.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて -67.9%( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.5 坪 (昨年 66.3 坪から +24.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.2 分 → 2024年 14.8 分、-22.9 %と大きく減少)
向ケ丘遊園駅 3.8 万/坪(昨年同期比 -98.3 %)
向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.8万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -98.3%( -218.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 48.8 坪から -19.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.3 分 → 2024年 10.0 分、-18.6 %と減少)
読売ランド前駅 31.9 万/坪(昨年同期比 -41.2 %)
読売ランド前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.9万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -41.2%( -22.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 106.6 坪 (昨年 99.3 坪から +7.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.1 分 → 2024年 16.0 分、+43.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示