【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の小田急小田原線 (登戸駅～小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.4万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.0％( +1.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 156 件(１年前(2021年)に比べて -28.8％( -63件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.1 坪 (昨年 84.0 坪から +4.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。向ケ丘遊園駅、相模大野駅、相武台前駅、座間駅、愛甲石田駅、伊勢原駅、鶴巻温泉駅、足柄駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小田原駅で昨年に比べ +191.2 ％、坪単価は 108 万円/坪となった。
上位 2 駅(小田原駅、向ケ丘遊園駅)は +132.6 ％(坪単価 +84.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(栢山駅、富水駅)は -45.7 ％(坪単価 -15.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.1 ％ → 2022年 5.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +74.0％( +96.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新松田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -11.8％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| 小田急小田原線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 登戸駅 | - | - | 143万/坪 (37.1坪) |
| 向ケ丘遊園駅 | 228万/坪 (34.0坪) | 131万/坪 (27.5坪) | 131万/坪 (59.7坪) |
| 生田駅 | 49.7万/坪 (76.8坪) | 42.0万/坪 (227坪) | - |
| 読売ランド前駅 | 38.6万/坪 (198坪) | 65.7万/坪 (44.6坪) | 50.6万/坪 (85.3坪) |
| 百合ケ丘駅 | - | 43.0万/坪 (60.5坪) | 101万/坪 (22.7坪) |
| 新百合ケ丘駅 | 73.9万/坪 (51.4坪) | 98.3万/坪 (139坪) | 50.9万/坪 (76.2坪) |
| 柿生駅 | 77.0万/坪 (69.6坪) | 80.8万/坪 (65.3坪) | 41.7万/坪 (75.8坪) |
| 相模大野駅 | 95.4万/坪 (34.1坪) | 65.5万/坪 (51.4坪) | 76.5万/坪 (45.4坪) |
| 小田急相模原駅 | 62.2万/坪 (36.3坪) | 52.8万/坪 (60.9坪) | 53.3万/坪 (81.0坪) |
| 相武台前駅 | 83.1万/坪 (109坪) | 51.6万/坪 (98.9坪) | 49.8万/坪 (46.0坪) |
| 座間駅 | 61.3万/坪 (80.2坪) | 40.4万/坪 (79.7坪) | 42.8万/坪 (58.1坪) |
| 海老名駅 | 54.1万/坪 (79.0坪) | 53.2万/坪 (78.5坪) | 41.6万/坪 (77.1坪) |
| 厚木駅 | - | 53.1万/坪 (107坪) | 33.6万/坪 (65.0坪) |
| 本厚木駅 | 32.3万/坪 (84.5坪) | 30.8万/坪 (102坪) | 34.2万/坪 (90.8坪) |
| 愛甲石田駅 | 43.1万/坪 (38.9坪) | 32.7万/坪 (92.3坪) | 46.8万/坪 (35.8坪) |
| 伊勢原駅 | 43.7万/坪 (78.6坪) | 33.8万/坪 (49.6坪) | 30.0万/坪 (61.0坪) |
| 鶴巻温泉駅 | 29.0万/坪 (75.6坪) | 22.2万/坪 (59.0坪) | 20.0万/坪 (94.7坪) |
| 東海大学前駅 | 23.3万/坪 (123坪) | 26.0万/坪 (127坪) | 30.5万/坪 (78.7坪) |
| 秦野駅 | 20.2万/坪 (153坪) | 22.2万/坪 (81.4坪) | 13.4万/坪 (62.3坪) |
| 渋沢駅 | 19.3万/坪 (116坪) | 30.3万/坪 (49.9坪) | 19.0万/坪 (104坪) |
| 新松田駅 | 17.3万/坪 (59.4坪) | 19.6万/坪 (123坪) | 10.7万/坪 (46.4坪) |
| 開成駅 | 31.6万/坪 (54.5坪) | 26.9万/坪 (75.1坪) | 33.7万/坪 (107坪) |
| 栢山駅 | 18.2万/坪 (30.3坪) | 34.0万/坪 (53.7坪) | 28.0万/坪 (39.3坪) |
| 富水駅 | 17.9万/坪 (70.7坪) | 32.5万/坪 (59.0坪) | 20.1万/坪 (52.9坪) |
| 螢田駅 | 26.1万/坪 (57.5坪) | 22.4万/坪 (67.3坪) | 22.0万/坪 (54.5坪) |
| 足柄駅 | 44.1万/坪 (40.8坪) | 32.2万/坪 (128坪) | 25.6万/坪 (46.4坪) |
| 小田原駅 | 108万/坪 (172坪) | 37.2万/坪 (55.1坪) | 33.3万/坪 (86.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小田原駅 108.3 万/坪(昨年同期比 +191.2 ％)
小田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 108万円/坪(32.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +191.2％( +71.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 172.4 坪 (昨年 55.1 坪から +212.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.1 分 → 2022年 10.5 分、-38.6 ％と大きく減少)
向ケ丘遊園駅 227.7 万/坪(昨年同期比 +74.0 ％)
向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +74.0％( +96.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 27.5 坪から +23.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.8 分 → 2022年 13.0 分、-51.5 ％と大きく減少)
栢山駅 18.2 万/坪(昨年同期比 -46.6 ％)
栢山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.2万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -46.6％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 53.7 坪から -43.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.5 分 → 2022年 6.0 分、-36.8 ％と大きく減少)
富水駅 17.9 万/坪(昨年同期比 -44.9 ％)
富水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -44.9％( -14.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.7 坪 (昨年 59.0 坪から +19.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.0 分 → 2022年 9.8 分、+21.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示