【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (米原駅~大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.8万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -12.8%( -3.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 184 件(1年前(2021年)に比べて +2.8%( +5件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 88.9 坪 (昨年 99.2 坪から -10.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。米原駅、彦根駅、篠原駅、栗東駅、瀬田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大津駅で昨年に比べ +108.1 %、坪単価は 73.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(大津駅、米原駅)は +98.3 %(坪単価 +25.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河瀬駅、安土駅)は -70.3 %(坪単価 -7.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.6 % → 2022年 1.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 24.9 分 → 2022年 29.2 分、+17.5 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.9 % → 2022年 1.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +108.1%( +38.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -82.2%( -8.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR琵琶湖線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
米原駅 | 28.4万/坪 (53.2坪) | 15.1万/坪 (93.5坪) | 18.2万/坪 (195坪) |
彦根駅 | 20.4万/坪 (70.2坪) | 16.9万/坪 (112坪) | 9.8万/坪 (65.3坪) |
南彦根駅 | 18.0万/坪 (54.2坪) | 26.5万/坪 (65.4坪) | 16.3万/坪 (79.7坪) |
河瀬駅 | 1.8万/坪 (130坪) | 9.9万/坪 (158坪) | 8.7万/坪 (155坪) |
稲枝駅 | 4.0万/坪 (152坪) | 9.5万/坪 (61.5坪) | 5.1万/坪 (164坪) |
能登川駅 | 18.9万/坪 (87.0坪) | 20.5万/坪 (62.4坪) | 5.9万/坪 (64.5坪) |
安土駅 | 4.7万/坪 (138坪) | 11.3万/坪 (225坪) | 10.4万/坪 (124坪) |
近江八幡駅 | 10.7万/坪 (95.1坪) | 17.6万/坪 (79.5坪) | 14.2万/坪 (108坪) |
篠原駅 | 18.5万/坪 (61.1坪) | 9.9万/坪 (88.2坪) | 15.5万/坪 (184坪) |
野洲駅 | 24.2万/坪 (131坪) | 22.1万/坪 (120坪) | 20.1万/坪 (158坪) |
守山駅 | 23.6万/坪 (112坪) | 31.7万/坪 (98.0坪) | 19.4万/坪 (109坪) |
栗東駅 | 34.7万/坪 (79.3坪) | 18.7万/坪 (152坪) | 36.4万/坪 (69.3坪) |
草津駅 | 27.1万/坪 (97.5坪) | 39.5万/坪 (99.1坪) | 35.0万/坪 (64.2坪) |
南草津駅 | 32.2万/坪 (161坪) | 31.0万/坪 (100坪) | 37.4万/坪 (96.1坪) |
瀬田駅 | 33.4万/坪 (65.0坪) | 25.1万/坪 (133坪) | 38.9万/坪 (61.3坪) |
石山駅 | 17.9万/坪 (69.7坪) | 29.7万/坪 (89.9坪) | 18.5万/坪 (85.9坪) |
膳所駅 | 40.1万/坪 (57.0坪) | 48.2万/坪 (66.6坪) | 39.5万/坪 (48.8坪) |
大津駅 | 73.4万/坪 (58.1坪) | 35.3万/坪 (35.3坪) | 57.0万/坪 (87.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大津駅 73.4 万/坪(昨年同期比 +108.1 %)
大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +108.1%( +38.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 58.1 坪 (昨年 35.3 坪から +64.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.7 分 → 2022年 10.4 分、+35.7 %と大きく増加)
米原駅 28.4 万/坪(昨年同期比 +88.4 %)
米原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +88.4%( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 93.5 坪から -43.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.2 分 → 2022年 8.0 分、-53.5 %と大きく減少)
河瀬駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -82.2 %)
河瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -82.2%( -8.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 129.8 坪 (昨年 158.3 坪から -18.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.8 分 → 2022年 17.9 分、-24.9 %と大きく減少)
安土駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -58.4 %)
安土駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -58.4%( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 138.4 坪 (昨年 225.4 坪から -38.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.0 分 → 2022年 24.5 分、+63.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示