【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年4月〜6月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -1.7％( -0.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 160 件(１年前(2019年)に比べて -9.1％( -16件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 93.7 坪 (昨年 102.8 坪から -8.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。彦根駅、稲枝駅、安土駅、近江八幡駅、篠原駅、石山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲枝駅で昨年に比べ +76.8 ％、坪単価は 24.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(稲枝駅、彦根駅)は +72.5 ％(坪単価 +10.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(米原駅、膳所駅)は -62.0 ％(坪単価 -17.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 24.2 分 → 2020年 28.6 分、+18.5 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.1 ％ → 2020年 3.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -16.4％( -10.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -88.5％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 2.5万/坪 (43.1坪) | 21.9万/坪 (69.6坪) | 3.4万/坪 (230坪) |
| 彦根駅 | 23.4万/坪 (69.3坪) | 13.9万/坪 (174坪) | 11.1万/坪 (175坪) |
| 南彦根駅 | 15.8万/坪 (70.7坪) | 16.9万/坪 (108坪) | 19.1万/坪 (104坪) |
| 河瀬駅 | 12.1万/坪 (95.3坪) | - | 13.6万/坪 (79.2坪) |
| 稲枝駅 | 24.8万/坪 (60.5坪) | 14.0万/坪 (86.7坪) | 11.7万/坪 (58.1坪) |
| 能登川駅 | 11.5万/坪 (96.3坪) | 15.1万/坪 (77.3坪) | 16.5万/坪 (92.3坪) |
| 安土駅 | 21.1万/坪 (69.1坪) | 13.6万/坪 (73.6坪) | 19.8万/坪 (121坪) |
| 近江八幡駅 | 21.3万/坪 (97.7坪) | 14.8万/坪 (133坪) | 22.3万/坪 (113坪) |
| 篠原駅 | 4.2万/坪 (52.7坪) | 3.3万/坪 (92.1坪) | 15.8万/坪 (125坪) |
| 野洲駅 | 21.9万/坪 (110坪) | 19.8万/坪 (148坪) | 20.8万/坪 (61.8坪) |
| 守山駅 | 23.2万/坪 (192坪) | 23.4万/坪 (111坪) | 26.1万/坪 (97.2坪) |
| 栗東駅 | 26.5万/坪 (108坪) | 25.9万/坪 (79.9坪) | 29.9万/坪 (60.8坪) |
| 草津駅 | 28.2万/坪 (122坪) | 42.6万/坪 (67.0坪) | 27.4万/坪 (140坪) |
| 南草津駅 | 25.8万/坪 (81.9坪) | 26.5万/坪 (113坪) | 22.8万/坪 (137坪) |
| 瀬田駅 | 27.8万/坪 (84.0坪) | 31.2万/坪 (88.9坪) | 29.8万/坪 (41.6坪) |
| 石山駅 | 34.7万/坪 (59.7坪) | 22.5万/坪 (102坪) | 24.5万/坪 (59.7坪) |
| 膳所駅 | 28.5万/坪 (82.0坪) | 44.1万/坪 (45.4坪) | 39.4万/坪 (64.6坪) |
| 大津駅 | 55.1万/坪 (36.3坪) | 65.9万/坪 (38.8坪) | 43.7万/坪 (122坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲枝駅 24.8 万/坪(昨年同期比 +76.8 ％)
稲枝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +76.8％( +10.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 86.7 坪から -30.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 18.2 分 → 2020年 1.0 分、-94.5 ％と大きく減少)
彦根駅 23.4 万/坪(昨年同期比 +68.2 ％)
彦根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +68.2％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +150.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 173.6 坪から -60.1 ％減)。
米原駅 2.5 万/坪(昨年同期比 -88.5 ％)
米原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -88.5％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 69.6 坪から -38.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.0 分 → 2020年 20.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
膳所駅 28.5 万/坪(昨年同期比 -35.4 ％)
膳所駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -35.4％( -15.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 45.4 坪から +80.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 13.0 分 → 2020年 14.4 分、+10.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示