【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のJR琵琶湖線 (米原駅～大津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.1万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +2.2％( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 206 件(１年前(2018年)に比べて +13.2％( +24件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 102.1 坪 (昨年 106.4 坪から -4.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。稲枝駅、能登川駅、安土駅、野洲駅、守山駅、南草津駅、瀬田駅、膳所駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安土駅で昨年に比べ +63.6 ％、坪単価は 14.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(安土駅、守山駅)は +62.1 ％(坪単価 +7.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(篠原駅、栗東駅)は -36.9 ％(坪単価 -5.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 ％ → 2019年 4.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった膳所駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +55.8％( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった篠原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -44.4％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2018年)に比べて +233.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR琵琶湖線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 5.6万/坪 (151坪) | - | 14.2万/坪 (63.5坪) |
| 彦根駅 | 13.5万/坪 (152坪) | 14.0万/坪 (110坪) | 13.5万/坪 (92.0坪) |
| 南彦根駅 | 16.7万/坪 (96.1坪) | 16.0万/坪 (96.6坪) | 18.1万/坪 (113坪) |
| 河瀬駅 | 9.7万/坪 (77.1坪) | 10.6万/坪 (109坪) | 7.4万/坪 (86.0坪) |
| 稲枝駅 | 21.4万/坪 (66.6坪) | 14.6万/坪 (96.0坪) | 11.8万/坪 (96.0坪) |
| 能登川駅 | 12.3万/坪 (82.5坪) | 8.2万/坪 (76.9坪) | 17.8万/坪 (56.0坪) |
| 安土駅 | 14.4万/坪 (89.6坪) | 8.8万/坪 (89.2坪) | 18.9万/坪 (91.1坪) |
| 近江八幡駅 | 22.8万/坪 (92.3坪) | 20.8万/坪 (88.4坪) | 15.9万/坪 (75.2坪) |
| 篠原駅 | 3.5万/坪 (85.7坪) | 6.4万/坪 (290坪) | 8.3万/坪 (95.7坪) |
| 野洲駅 | 26.0万/坪 (117坪) | 20.0万/坪 (81.9坪) | 8.7万/坪 (234坪) |
| 守山駅 | 25.6万/坪 (140坪) | 15.9万/坪 (171坪) | 19.7万/坪 (131坪) |
| 栗東駅 | 18.5万/坪 (196坪) | 26.2万/坪 (122坪) | 22.1万/坪 (140坪) |
| 草津駅 | 26.3万/坪 (97.4坪) | 30.6万/坪 (81.5坪) | 28.9万/坪 (107坪) |
| 南草津駅 | 32.1万/坪 (71.4坪) | 23.0万/坪 (109坪) | 27.3万/坪 (98.0坪) |
| 瀬田駅 | 40.8万/坪 (54.9坪) | 31.5万/坪 (94.0坪) | 25.4万/坪 (103坪) |
| 石山駅 | 27.6万/坪 (92.3坪) | 30.1万/坪 (72.2坪) | 23.3万/坪 (138坪) |
| 膳所駅 | 67.7万/坪 (89.2坪) | 43.4万/坪 (41.6坪) | 64.3万/坪 (57.5坪) |
| 大津駅 | 46.7万/坪 (43.9坪) | 49.0万/坪 (61.7坪) | 57.9万/坪 (82.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安土駅 14.4 万/坪(昨年同期比 +63.6 ％)
安土駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +63.6％( +5.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 89.6 坪 (昨年 89.2 坪から +0.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 16.0 分 → 2019年 21.5 分、+34.4 ％と大きく増加)
守山駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +60.6 ％)
守山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +60.6％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2018年)に比べて -4.0％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 140.5 坪 (昨年 170.7 坪から -17.7 ％減)。
篠原駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -44.4 ％)
篠原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -44.4％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2018年)に比べて +233.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 289.6 坪から -70.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 34.3 分 → 2019年 23.9 分、-30.4 ％と大きく減少)
栗東駅 18.5 万/坪(昨年同期比 -29.4 ％)
栗東駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.5万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -29.4％( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 195.7 坪 (昨年 121.8 坪から +60.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 14.4 分 → 2019年 17.6 分、+22.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示