【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR湖西線 (近江塩津駅～大津京駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.4万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -27.8％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 94 件(１年前(2021年)に比べて -4.1％( -4件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 138.2 坪 (昨年 96.5 坪から +43.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。マキノ駅、新旭駅、安曇川駅、近江高島駅、小野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは近江中庄駅で昨年に比べ +132.2 ％、坪単価は 3.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(近江中庄駅、新旭駅)は +104.0 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(近江舞子駅、志賀駅)は -81.9 ％(坪単価 -6.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.1 ％ → 2022年 6.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.9 分 → 2022年 22.5 分、+18.9 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった小野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +43.6％( +8.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近江舞子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.14万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -95.7％( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR湖西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 近江塩津駅 | - | - | 0.7万/坪 (275坪) |
| 永原駅 | 3.5万/坪 (201坪) | - | 3.1万/坪 (25.7坪) |
| マキノ駅 | 3.2万/坪 (113坪) | 2.1万/坪 (65.0坪) | 3.6万/坪 (95.8坪) |
| 近江中庄駅 | 3.6万/坪 (152坪) | 1.5万/坪 (59.0坪) | 2.0万/坪 (48.4坪) |
| 近江今津駅 | 1.2万/坪 (85.2坪) | 2.5万/坪 (103坪) | 2.9万/坪 (90.2坪) |
| 新旭駅 | 3.9万/坪 (188坪) | 2.2万/坪 (115坪) | 2.9万/坪 (237坪) |
| 安曇川駅 | 5.4万/坪 (157坪) | 3.8万/坪 (80.9坪) | 5.3万/坪 (168坪) |
| 近江高島駅 | 4.1万/坪 (115坪) | 2.8万/坪 (140坪) | 3.6万/坪 (204坪) |
| 北小松駅 | 0.01万/坪 (157坪) | - | 2.0万/坪 (135坪) |
| 近江舞子駅 | 0.5万/坪 (54.5坪) | 10.7万/坪 (260坪) | 2.8万/坪 (49.9坪) |
| 比良駅 | 3.6万/坪 (76.6坪) | 5.1万/坪 (129坪) | - |
| 志賀駅 | 1.5万/坪 (84.7坪) | 4.8万/坪 (45.4坪) | 3.3万/坪 (135坪) |
| 蓬莱駅 | 2.7万/坪 (130坪) | - | 13.5万/坪 (81.7坪) |
| 和邇駅 | 3.0万/坪 (250坪) | 7.0万/坪 (144坪) | 1.8万/坪 (104坪) |
| 小野駅 | 29.2万/坪 (80.2坪) | 20.3万/坪 (78.7坪) | 11.4万/坪 (163坪) |
| 堅田駅 | 22.7万/坪 (126坪) | 22.2万/坪 (61.8坪) | 16.5万/坪 (123坪) |
| おごと温泉駅 | 13.8万/坪 (159坪) | 20.3万/坪 (74.1坪) | 12.3万/坪 (94.2坪) |
| 比叡山坂本駅 | 21.8万/坪 (104坪) | 24.4万/坪 (81.1坪) | 23.2万/坪 (110坪) |
| 唐崎駅 | 16.8万/坪 (289坪) | 22.2万/坪 (99.5坪) | 23.8万/坪 (71.1坪) |
| 大津京駅 | 25.5万/坪 (61.7坪) | 36.6万/坪 (52.9坪) | 20.3万/坪 (101坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
近江中庄駅 3.6 万/坪(昨年同期比 +132.2 ％)
近江中庄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +132.2％( +2.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 151.7 坪 (昨年 59.0 坪から +157.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 30.0 分 → 2022年 25.7 分、-14.3 ％と減少)
新旭駅 3.9 万/坪(昨年同期比 +75.8 ％)
新旭駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +75.8％( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて +260.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 115.0 坪から +63.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.8 分 → 2022年 28.3 分、+68.7 ％と大きく増加)
近江舞子駅 0.5 万/坪(昨年同期比 -95.7 ％)
近江舞子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.5万円/坪(0.14万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -95.7％( -10.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 259.6 坪から -79.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.0 分 → 2022年 8.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
志賀駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -68.1 ％)
志賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -68.1％( -3.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 45.4 坪から +86.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.0 分 → 2022年 13.5 分、-28.9 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示