【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の近江鉄道本線 (米原駅～貴生川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -11.1％( -1.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2022年)に比べて -17.5％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 91.4 坪から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。ひこね芹川駅、五箇荘駅、八日市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは彦根口駅で昨年に比べ +151.0 ％、坪単価は 13.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(彦根口駅、八日市駅)は +114.5 ％(坪単価 +7.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(愛知川駅、日野駅)は -47.2 ％(坪単価 -3.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 22.1 分 → 2023年 18.7 分、-15.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.2 ％ → 2023年 3.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.9 ％ → 2023年 7.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -20.6％( -5.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった朝日大塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.0万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -31.2％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近江鉄道本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米原駅 | 22.5万/坪 (66.6坪) | 28.4万/坪 (53.2坪) | 15.1万/坪 (93.5坪) |
| フジテック前駅 | - | - | - |
| 鳥居本駅 | - | - | - |
| 彦根駅 | 18.9万/坪 (92.3坪) | 20.4万/坪 (70.2坪) | 16.9万/坪 (112坪) |
| ひこね芹川駅 | 16.1万/坪 (78.7坪) | 11.4万/坪 (68.8坪) | 18.3万/坪 (66.6坪) |
| 彦根口駅 | 13.1万/坪 (36.7坪) | 5.2万/坪 (57.5坪) | - |
| 高宮駅 | 10.0万/坪 (37.8坪) | - | 13.9万/坪 (50.7坪) |
| 尼子駅 | 3.4万/坪 (215坪) | - | 1.1万/坪 (363坪) |
| 豊郷駅 | - | 5.9万/坪 (66.0坪) | 1.5万/坪 (312坪) |
| 愛知川駅 | 5.4万/坪 (62.8坪) | 10.6万/坪 (59.7坪) | 12.2万/坪 (101坪) |
| 五箇荘駅 | 6.8万/坪 (164坪) | 4.6万/坪 (145坪) | 10.1万/坪 (186坪) |
| 河辺の森駅 | 9.0万/坪 (99.8坪) | - | - |
| 八日市駅 | 14.5万/坪 (75.8坪) | 8.2万/坪 (142坪) | 16.6万/坪 (122坪) |
| 長谷野駅 | 16.1万/坪 (198坪) | 14.4万/坪 (76.2坪) | 0.19万/坪 (52.9坪) |
| 大学前駅 | - | 2.5万/坪 (163坪) | - |
| 京セラ前駅 | - | - | - |
| 桜川駅 | 0.9万/坪 (42.4坪) | - | 4.1万/坪 (106坪) |
| 朝日大塚駅 | 2.0万/坪 (75.6坪) | 2.9万/坪 (37.8坪) | - |
| 朝日野駅 | - | 2.3万/坪 (99.8坪) | - |
| 日野駅 | 2.5万/坪 (98.3坪) | 4.7万/坪 (59.0坪) | 1.5万/坪 (181坪) |
| 水口松尾駅 | 2.6万/坪 (88.7坪) | 2.3万/坪 (87.7坪) | 4.5万/坪 (67.8坪) |
| 水口駅 | 14.5万/坪 (75.6坪) | 15.5万/坪 (125坪) | 9.7万/坪 (104坪) |
| 水口石橋駅 | - | 17.8万/坪 (45.0坪) | 19.6万/坪 (40.8坪) |
| 水口城南駅 | - | - | 8.1万/坪 (81.7坪) |
| 貴生川駅 | 14.5万/坪 (39.3坪) | 25.6万/坪 (77.9坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
彦根口駅 13.1 万/坪(昨年同期比 +151.0 ％)
彦根口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +151.0％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.7 坪 (昨年 57.5 坪から -36.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.0 分 → 2023年 8.4 分、-66.4 ％と大きく減少)
八日市駅 14.5 万/坪(昨年同期比 +78.0 ％)
八日市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +78.0％( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 75.8 坪 (昨年 142.2 坪から -46.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 36.7 分 → 2023年 21.8 分、-40.7 ％と大きく減少)
愛知川駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -49.1 ％)
愛知川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -49.1％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 59.7 坪から +5.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.3 分 → 2023年 20.8 分、+100.8 ％と大きく増加)
日野駅 2.5 万/坪(昨年同期比 -45.4 ％)
日野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -45.4％( -2.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 59.0 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 45.0 分 → 2023年 30.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示