【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の東武日光線 (藤岡駅~東武日光駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +54.3%( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 74 件(1年前(2021年)に比べて -43.1%( -56件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 117.0 坪 (昨年 186.5 坪から -37.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。合戦場駅、新鹿沼駅、東武日光駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北鹿沼駅で昨年に比べ +672.8 %、坪単価は 9.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(北鹿沼駅、藤岡駅)は +505.9 %(坪単価 +5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下今市駅、静和駅)は -21.7 %(坪単価 -0.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.1 % → 2022年 4.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 26.8 分 → 2022年 30.3 分、+13.2 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新鹿沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +82.3%( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -41.7%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下小代駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.19万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -2.7%( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
東武日光線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
藤岡駅 | 2.8万/坪 (91.4坪) | 0.6万/坪 (226坪) | 2.6万/坪 (231坪) |
静和駅 | 5.2万/坪 (303坪) | 5.6万/坪 (60.1坪) | 1.5万/坪 (100坪) |
新大平下駅 | 6.1万/坪 (105坪) | 1.9万/坪 (155坪) | 7.7万/坪 (131坪) |
栃木駅 | 9.0万/坪 (172坪) | 8.3万/坪 (116坪) | 5.2万/坪 (135坪) |
新栃木駅 | 9.3万/坪 (138坪) | 2.9万/坪 (292坪) | 8.1万/坪 (109坪) |
合戦場駅 | 3.1万/坪 (97.3坪) | 1.8万/坪 (312坪) | 4.3万/坪 (212坪) |
家中駅 | - | 5.0万/坪 (133坪) | 2.9万/坪 (303坪) |
東武金崎駅 | - | 4.9万/坪 (109坪) | 2.3万/坪 (186坪) |
楡木駅 | 4.7万/坪 (13.6坪) | 4.0万/坪 (54.9坪) | 1.5万/坪 (43.9坪) |
樅山駅 | 4.2万/坪 (99.5坪) | 3.6万/坪 (131坪) | 7.3万/坪 (75.8坪) |
新鹿沼駅 | 10.0万/坪 (76.4坪) | 5.5万/坪 (78.9坪) | 9.4万/坪 (64.7坪) |
北鹿沼駅 | 9.7万/坪 (84.7坪) | 1.3万/坪 (15.1坪) | 7.0万/坪 (61.5坪) |
板荷駅 | 0.6万/坪 (27.2坪) | - | 0.23万/坪 (230坪) |
下小代駅 | 0.6万/坪 (98.3坪) | 0.7万/坪 (121坪) | 1.6万/坪 (127坪) |
明神駅 | - | - | - |
下今市駅 | 1.5万/坪 (131坪) | 2.4万/坪 (117坪) | 7.1万/坪 (75.9坪) |
上今市駅 | - | 2.5万/坪 (69.6坪) | - |
東武日光駅 | 6.6万/坪 (126坪) | 4.5万/坪 (116坪) | 1.2万/坪 (119坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北鹿沼駅 9.7 万/坪(昨年同期比 +672.8 %)
北鹿沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +672.8%( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 15.1 坪から +460.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 12.0 分、+41.2 %と大きく増加)
藤岡駅 2.8 万/坪(昨年同期比 +339.0 %)
藤岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +339.0%( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +25.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 91.4 坪 (昨年 226.1 坪から -59.6 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 24.0 分 → 2022年 27.0 分、+12.5 %と増加)
下今市駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -36.1 %)
下今市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -36.1%( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +75.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 131.3 坪 (昨年 117.0 坪から +12.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 60.0 分 → 2022年 50.0 分、-16.7 %と減少)
静和駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -7.3 %)
静和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -7.3%( -0.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 60.1 坪から +403.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.2 分 → 2022年 33.0 分、+30.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示