【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の東武宇都宮線 (新栃木駅～東武宇都宮駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.8万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -7.5％( -1.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 75 件(１年前(2022年)に比べて +29.3％( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 120.2 坪 (昨年 114.2 坪から +5.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。野州平川駅、おもちゃのまち駅、西川田駅、南宇都宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南宇都宮駅で昨年に比べ +51.6 ％、坪単価は 30.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(南宇都宮駅、おもちゃのまち駅)は +42.6 ％(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新栃木駅、壬生駅)は -39.2 ％(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 25.3 分 → 2023年 29.7 分、+17.1 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 5.2 ％ → 2023年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南宇都宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +51.6％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野州平川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +25.1％( +0.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 東武宇都宮線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新栃木駅 | 4.8万/坪 (218坪) | 8.6万/坪 (172坪) | 7.8万/坪 (169坪) |
| 野州平川駅 | 4.7万/坪 (254坪) | 3.7万/坪 (89.2坪) | 7.7万/坪 (63.5坪) |
| 野州大塚駅 | 5.1万/坪 (6.1坪) | 5.1万/坪 (87.7坪) | 4.0万/坪 (210坪) |
| 壬生駅 | 5.0万/坪 (47.3坪) | 7.5万/坪 (144坪) | - |
| 国谷駅 | 11.2万/坪 (99.8坪) | 12.1万/坪 (93.8坪) | - |
| おもちゃのまち駅 | 16.9万/坪 (124坪) | 12.7万/坪 (54.5坪) | 3.0万/坪 (133坪) |
| 安塚駅 | 6.2万/坪 (94.5坪) | 6.5万/坪 (150坪) | 3.2万/坪 (93.8坪) |
| 西川田駅 | 19.7万/坪 (87.3坪) | 15.7万/坪 (97.3坪) | 8.6万/坪 (113坪) |
| 江曽島駅 | 19.3万/坪 (117坪) | 16.6万/坪 (54.5坪) | 22.1万/坪 (54.7坪) |
| 南宇都宮駅 | 30.5万/坪 (96.8坪) | 20.1万/坪 (105坪) | 30.9万/坪 (45.4坪) |
| 東武宇都宮駅 | 17.3万/坪 (118坪) | 21.9万/坪 (111坪) | 17.0万/坪 (88.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南宇都宮駅 30.5 万/坪(昨年同期比 +51.6 ％)
南宇都宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.5万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +51.6％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 105.1 坪から -7.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.2 分 → 2023年 11.0 分、-17.0 ％と減少)
おもちゃのまち駅 16.9 万/坪(昨年同期比 +33.6 ％)
おもちゃのまち駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.9万円/坪(5.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +33.6％( +4.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 54.5 坪から +127.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 18.7 分、+366.7 ％と大きく増加)
新栃木駅 4.8 万/坪(昨年同期比 -44.7 ％)
新栃木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.8万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -44.7％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 218.4 坪 (昨年 172.0 坪から +27.0 ％増)。
壬生駅 5.0 万/坪(昨年同期比 -33.6 ％)
壬生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -33.6％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 47.3 坪 (昨年 143.7 坪から -67.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 11.7 分 → 2023年 25.2 分、+116.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示