【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期のJR横浜線 (成瀬駅～八王子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +15.9％( +8.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 51 件(１年前(2022年)に比べて -8.9％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 92.2 坪 (昨年 75.3 坪から +22.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。成瀬駅、八王子みなみ野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは成瀬駅で昨年に比べ +81.0 ％、坪単価は 93.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(成瀬駅、八王子みなみ野駅)は +80.5 ％(坪単価 +42.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(片倉駅、相原駅)は -5.1 ％(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.8 ％ → 2023年 3.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった町田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +10.4％( +9.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -38.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +0.5％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR横浜線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 成瀬駅 | 93.0万/坪 (60.5坪) | 51.4万/坪 (46.0坪) | 81.0万/坪 (70.9坪) |
| 町田駅 | 101万/坪 (54.1坪) | 91.3万/坪 (44.9坪) | 87.7万/坪 (52.3坪) |
| 相原駅 | 28.3万/坪 (221坪) | 28.2万/坪 (81.7坪) | - |
| 八王子みなみ野駅 | 98.2万/坪 (49.9坪) | 54.5万/坪 (60.5坪) | 57.3万/坪 (103坪) |
| 片倉駅 | 54.8万/坪 (52.9坪) | 61.4万/坪 (162坪) | 29.6万/坪 (64.0坪) |
| 八王子駅 | 44.6万/坪 (91.8坪) | 41.3万/坪 (61.9坪) | 50.4万/坪 (94.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
成瀬駅 93.0 万/坪(昨年同期比 +81.0 ％)
成瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.0万円/坪(28.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +81.0％( +41.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 46.0 坪から +31.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.4 分 → 2023年 9.3 分、-35.4 ％と大きく減少)
八王子みなみ野駅 98.2 万/坪(昨年同期比 +80.0 ％)
八王子みなみ野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.2万円/坪(29.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +80.0％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 60.5 坪から -17.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.0 分 → 2023年 3.0 分、-72.7 ％と大きく減少)
片倉駅 54.8 万/坪(昨年同期比 -10.7 ％)
片倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -10.7％( -6.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 162.3 坪から -67.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 7.3 分 → 2023年 6.0 分、-18.2 ％と減少)
相原駅 28.3 万/坪(昨年同期比 +0.5 ％)
相原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +0.5％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 221.4 坪 (昨年 81.7 坪から +171.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 18.0 分 → 2023年 14.4 分、-20.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示