【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR横浜線 (成瀬駅～八王子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +3.9％( +2.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2021年)に比べて +5.7％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 98.7 坪 (昨年 55.3 坪から +78.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。片倉駅、八王子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは片倉駅で昨年に比べ +75.8 ％、坪単価は 64.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(片倉駅)は +75.8 ％(坪単価 +27.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(成瀬駅)は -24.2 ％(坪単価 -19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 31.4 分 → 2022年 26.6 分、-15.5 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 ％ → 2022年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった町田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.8％( +7.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -22.2％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八王子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.3万円/坪(17.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +30.4％( +13.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -26.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR横浜線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 成瀬駅 | 62.4万/坪 (169坪) | 82.3万/坪 (44.9坪) | 72.4万/坪 (42.5坪) |
| 町田駅 | 69.7万/坪 (46.9坪) | 62.4万/坪 (42.9坪) | 55.4万/坪 (74.8坪) |
| 相原駅 | - | 20.7万/坪 (48.4坪) | 46.8万/坪 (36.3坪) |
| 八王子みなみ野駅 | - | - | 30.9万/坪 (55.1坪) |
| 片倉駅 | 64.1万/坪 (49.9坪) | 36.5万/坪 (87.7坪) | 38.2万/坪 (96.8坪) |
| 八王子駅 | 58.3万/坪 (92.0坪) | 44.7万/坪 (62.3坪) | 38.5万/坪 (58.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
片倉駅 64.1 万/坪(昨年同期比 +75.8 ％)
片倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +75.8％( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 87.7 坪から -43.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.0 分 → 2022年 5.0 分、-28.6 ％と大きく減少)
成瀬駅 62.4 万/坪(昨年同期比 -24.2 ％)
成瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.4万円/坪(18.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -24.2％( -19.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 44.9 坪から +277.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.5 分 → 2022年 17.0 分、+47.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示