【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期のJR山手線 (品川駅～田町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 507万円/坪(153万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +47.7％( +163.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2018年)に比べて +43.5％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.6 坪 (昨年 47.9 坪から -17.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高田馬場駅、巣鴨駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大塚駅で昨年に比べ +175.9 ％、坪単価は 379 万円/坪となった。
上位 2 駅(大塚駅、新橋駅)は +170.6 ％(坪単価 +1421.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(駒込駅、大崎駅)は +6.6 ％(坪単価 +15.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 8.7 ％ → 2019年 30.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4,176万円/坪(1,263万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +165.3％( +2601.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった駒込駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 252万円/坪(76.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -3.1％( -8.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山手線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 品川駅 | - | - | 298万/坪 (9.1坪) |
| 大崎駅 | 278万/坪 (15.1坪) | 239万/坪 (16.6坪) | 298万/坪 (21.2坪) |
| 五反田駅 | - | 454万/坪 (139坪) | 435万/坪 (57.5坪) |
| 目黒駅 | 360万/坪 (39.8坪) | - | 297万/坪 (55.5坪) |
| 恵比寿駅 | - | 491万/坪 (35.2坪) | 425万/坪 (47.9坪) |
| 渋谷駅 | 1,133万/坪 (95.3坪) | - | - |
| 原宿駅 | - | - | - |
| 代々木駅 | - | - | - |
| 新宿駅 | - | - | 289万/坪 (48.4坪) |
| 新大久保駅 | - | - | 143万/坪 (112坪) |
| 高田馬場駅 | 280万/坪 (99.8坪) | 232万/坪 (142坪) | 505万/坪 (33.6坪) |
| 目白駅 | - | 114万/坪 (43.9坪) | - |
| 池袋駅 | - | 254万/坪 (46.1坪) | 436万/坪 (56.9坪) |
| 大塚駅 | 379万/坪 (50.5坪) | 137万/坪 (46.6坪) | 164万/坪 (34.8坪) |
| 巣鴨駅 | 427万/坪 (31.1坪) | 323万/坪 (18.2坪) | 325万/坪 (40.1坪) |
| 駒込駅 | 252万/坪 (34.6坪) | 260万/坪 (23.7坪) | 278万/坪 (16.9坪) |
| 田端駅 | - | - | 159万/坪 (40.8坪) |
| 西日暮里駅 | 287万/坪 (19.7坪) | - | 206万/坪 (13.6坪) |
| 日暮里駅 | - | - | 369万/坪 (51.4坪) |
| 鶯谷駅 | 317万/坪 (15.1坪) | - | - |
| 上野駅 | 606万/坪 (18.2坪) | - | - |
| 御徒町駅 | - | - | - |
| 秋葉原駅 | - | - | - |
| 神田駅 | - | - | 409万/坪 (18.7坪) |
| 東京駅 | - | - | - |
| 新橋駅 | 4,176万/坪 (28.7坪) | 1,574万/坪 (31.8坪) | - |
| 浜松町駅 | - | - | - |
| 田町駅 | - | - | 650万/坪 (185坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大塚駅 379.0 万/坪(昨年同期比 +175.9 ％)
大塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 379万円/坪(115万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +175.9％( +241.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 50.5 坪 (昨年 46.6 坪から +8.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 8.2 分 → 2019年 7.0 分、-14.6 ％と減少)
新橋駅 4175.7 万/坪(昨年同期比 +165.3 ％)
新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4,176万円/坪(1,263万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +165.3％( +2601.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 31.8 坪から -9.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.0 分 → 2019年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
駒込駅 251.7 万/坪(昨年同期比 -3.1 ％)
駒込駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 252万円/坪(76.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -3.1％( -8.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 23.7 坪から +46.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 7.7 分 → 2019年 6.9 分、-10.1 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 33.3 ％)
大崎駅 277.7 万/坪(昨年同期比 +16.4 ％)
大崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 278万円/坪(84.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +16.4％( +39.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 16.6 坪から -9.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 7.0 分 → 2019年 10.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示