【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR南武線 (矢野口駅～立川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +8.2％( +7.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -48.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 43.3 坪から +49.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。矢野口駅、立川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢野口駅で昨年に比べ +54.7 ％、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(矢野口駅、立川駅)は +49.9 ％(坪単価 +41.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(谷保駅、分倍河原駅)は -38.7 ％(坪単価 -45.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 13.3 分 → 2022年 11.2 分、-15.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 ％ → 2022年 15.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.0％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった谷保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -40.1％( -38.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR南武線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢野口駅 | 112万/坪 (51.4坪) | 72.5万/坪 (43.1坪) | - |
| 稲城長沼駅 | - | 88.2万/坪 (36.3坪) | 120万/坪 (33.3坪) |
| 南多摩駅 | - | - | 110万/坪 (127坪) |
| 府中本町駅 | 95.7万/坪 (57.5坪) | 109万/坪 (40.1坪) | 72.1万/坪 (33.3坪) |
| 分倍河原駅 | 89.0万/坪 (126坪) | 142万/坪 (84.7坪) | 82.5万/坪 (33.1坪) |
| 西府駅 | 72.1万/坪 (49.9坪) | 66.1万/坪 (25.7坪) | - |
| 谷保駅 | 57.2万/坪 (56.0坪) | 95.5万/坪 (42.6坪) | 80.2万/坪 (59.0坪) |
| 矢川駅 | 84.5万/坪 (27.2坪) | - | - |
| 西国立駅 | 124万/坪 (25.7坪) | - | - |
| 立川駅 | 140万/坪 (47.9坪) | 96.8万/坪 (42.9坪) | 157万/坪 (63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
矢野口駅 112.2 万/坪(昨年同期比 +54.7 ％)
矢野口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +54.7％( +39.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 43.1 坪から +19.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.0 分、+14.3 ％と増加)
立川駅 140.4 万/坪(昨年同期比 +45.0 ％)
立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.0％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 42.9 坪から +11.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.2 分 → 2022年 15.0 分、-17.4 ％と減少)
谷保駅 57.2 万/坪(昨年同期比 -40.1 ％)
谷保駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -40.1％( -38.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 42.6 坪から +31.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.3 分 → 2022年 13.0 分、+25.8 ％と大きく増加)
分倍河原駅 89.0 万/坪(昨年同期比 -37.2 ％)
分倍河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.0万円/坪(26.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -37.2％( -52.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 126.0 坪 (昨年 84.7 坪から +48.8 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示