【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のJR五日市線 (拝島駅～武蔵五日市駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +21.2％( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -4.3％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 100.9 坪から -37.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。拝島駅、東秋留駅、秋川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東秋留駅で昨年に比べ +45.0 ％、坪単価は 31.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(東秋留駅、秋川駅)は +38.9 ％(坪単価 +8.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武蔵引田駅、武蔵増戸駅)は -17.9 ％(坪単価 -6.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 24.1 分 → 2022年 18.2 分、-24.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 ％ → 2022年 9.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった拝島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +21.6％( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵五日市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +16.7％( +1.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR五日市線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 拝島駅 | 41.0万/坪 (69.9坪) | 33.7万/坪 (95.6坪) | 50.4万/坪 (87.7坪) |
| 熊川駅 | - | - | 36.4万/坪 (30.3坪) |
| 東秋留駅 | 31.8万/坪 (77.1坪) | 22.0万/坪 (152坪) | 20.9万/坪 (88.2坪) |
| 秋川駅 | 27.7万/坪 (45.9坪) | 20.9万/坪 (100坪) | 25.4万/坪 (62.6坪) |
| 武蔵引田駅 | 25.7万/坪 (44.2坪) | 36.3万/坪 (71.1坪) | 15.7万/坪 (31.8坪) |
| 武蔵増戸駅 | 30.1万/坪 (45.4坪) | 32.2万/坪 (43.9坪) | 40.3万/坪 (42.4坪) |
| 武蔵五日市駅 | 12.7万/坪 (106坪) | 10.9万/坪 (65.5坪) | 11.8万/坪 (186坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東秋留駅 31.8 万/坪(昨年同期比 +45.0 ％)
東秋留駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.0％( +9.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 152.3 坪から -49.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.7 分 → 2022年 19.8 分、+56.3 ％と大きく増加)
秋川駅 27.7 万/坪(昨年同期比 +32.8 ％)
秋川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +32.8％( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.9 坪 (昨年 100.4 坪から -54.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 22.2 分 → 2022年 9.3 分、-58.0 ％と大きく減少)
武蔵引田駅 25.7 万/坪(昨年同期比 -29.2 ％)
武蔵引田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -29.2％( -10.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.2 坪 (昨年 71.1 坪から -37.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.0 分 → 2022年 13.2 分、+10.4 ％と増加)
武蔵増戸駅 30.1 万/坪(昨年同期比 -6.5 ％)
武蔵増戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -6.5％( -2.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 43.9 坪から +3.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 7.3 分、-51.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示