物件種別
対象路線
調査期間
土地
2024年第1四半期
2024年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

土地相場の概況

2024年1月〜3月期のJR中央線 (東京駅高尾駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +1.5%( +2.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 109 件(1年前(2023年)に比べて -12.8%( -16件/坪)と不調に推移しています。)。

平均土地面積は 66.8 坪 (昨年 60.4 坪から +10.6 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。東中野駅阿佐ケ谷駅武蔵境駅西国分寺駅日野駅豊田駅西八王子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿佐ケ谷駅で昨年に比べ +34.2 %、坪単価は 294 万円/坪となった。

上位 2 駅(阿佐ケ谷駅豊田駅)は +32.2 %(坪単価 +49.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東小金井駅立川駅)は -47.2 %(坪単価 -113.7 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 % → 2024年 11.9 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 17.9 分 → 2024年 21.1 分、+17.9 %と増加)

駅ごとの土地相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった市ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 814万円/坪(246万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -17.9%( -178.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった高尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -36.8%( -16.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +83.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

JR中央線(沿線・駅ごとの土地について)
JR中央線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
東京駅---
神田駅--2,404万/坪
(33.3坪)
御茶ノ水駅---
水道橋駅---
飯田橋駅---
市ケ谷駅814万/坪
(19.7坪)
992万/坪
(15.1坪)
-
四ツ谷駅--177万/坪
(81.7坪)
信濃町駅---
千駄ケ谷駅-909万/坪
(363坪)
-
代々木駅-661万/坪
(40.8坪)
676万/坪
(13.6坪)
新宿駅---
大久保駅353万/坪
(90.8坪)
--
東中野駅332万/坪
(24.5坪)
270万/坪
(37.8坪)
303万/坪
(41.2坪)
中野駅269万/坪
(21.2坪)
321万/坪
(22.7坪)
335万/坪
(31.2坪)
高円寺駅274万/坪
(22.7坪)
346万/坪
(19.7坪)
346万/坪
(27.2坪)
阿佐ケ谷駅294万/坪
(41.6坪)
219万/坪
(33.3坪)
202万/坪
(28.7坪)
荻窪駅237万/坪
(80.5坪)
274万/坪
(33.4坪)
208万/坪
(86.5坪)
西荻窪駅260万/坪
(45.5坪)
263万/坪
(38.7坪)
241万/坪
(48.7坪)
吉祥寺駅244万/坪
(51.2坪)
250万/坪
(77.1坪)
225万/坪
(55.3坪)
三鷹駅231万/坪
(51.9坪)
209万/坪
(45.5坪)
207万/坪
(46.3坪)
武蔵境駅200万/坪
(39.3坪)
157万/坪
(45.0坪)
144万/坪
(96.2坪)
東小金井駅86.0万/坪
(30.3坪)
174万/坪
(55.2坪)
143万/坪
(18.2坪)
武蔵小金井駅141万/坪
(34.5坪)
122万/坪
(46.9坪)
119万/坪
(92.1坪)
国分寺駅130万/坪
(37.1坪)
138万/坪
(42.1坪)
180万/坪
(106坪)
西国分寺駅72.3万/坪
(48.4坪)
57.3万/坪
(238坪)
125万/坪
(173坪)
国立駅155万/坪
(42.9坪)
150万/坪
(44.1坪)
140万/坪
(54.7坪)
立川駅179万/坪
(75.6坪)
318万/坪
(54.5坪)
142万/坪
(36.3坪)
日野駅99.7万/坪
(55.2坪)
82.8万/坪
(157坪)
48.3万/坪
(39.3坪)
豊田駅101万/坪
(24.2坪)
77.9万/坪
(42.4坪)
80.0万/坪
(55.0坪)
八王子駅29.2万/坪
(102坪)
43.6万/坪
(62.0坪)
45.9万/坪
(73.1坪)
西八王子駅59.6万/坪
(58.1坪)
47.0万/坪
(57.0坪)
51.1万/坪
(63.9坪)
高尾駅28.4万/坪
(171坪)
45.0万/坪
(86.2坪)
27.6万/坪
(79.0坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

阿佐ケ谷駅294.3 万/坪(昨年同期比 +34.2 %)

阿佐ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 294万円/坪(89.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +34.2%( +74.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 33.3 坪から +25.0 %増)。

豊田駅101.4 万/坪(昨年同期比 +30.2 %)

豊田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +30.2%( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 42.4 坪から -42.9 %減)。

東小金井駅86.0 万/坪(昨年同期比 -50.6 %)

東小金井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -50.6%( -88.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 55.2 坪から -45.2 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.5 分 → 2024年 11.0 分、-46.3 %と大きく減少)

立川駅179.3 万/坪(昨年同期比 -43.7 %)

立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 179万円/坪(54.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -43.7%( -139.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 54.5 坪から +38.9 %増)。


セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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