【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の都営浅草線 (西馬込駅～押上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 822万円/坪(249万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +101.6％( +414.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -88.0％( -81件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 36.9 坪から -2.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。西馬込駅、押上駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浅草駅で昨年に比べ +107.9 ％、坪単価は 933 万円/坪となった。
上位 1 駅(浅草駅)は +107.9 ％(坪単価 +484.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(本所吾妻橋駅)は -8.6 ％(坪単価 -32.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.0 ％ → 2024年 27.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 933万円/坪(282万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +107.9％( +484.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西馬込駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 230万円/坪(69.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +5.3％( +11.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -91.7％( -22件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 都営浅草線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西馬込駅 | 230万/坪 (28.0坪) | 219万/坪 (40.5坪) | 164万/坪 (35.2坪) |
| 馬込駅 | - | 210万/坪 (38.2坪) | 229万/坪 (33.0坪) |
| 中延駅 | - | 300万/坪 (35.4坪) | 258万/坪 (33.3坪) |
| 戸越駅 | - | 312万/坪 (26.0坪) | 324万/坪 (31.1坪) |
| 五反田駅 | - | 811万/坪 (103坪) | 595万/坪 (30.3坪) |
| 高輪台駅 | - | 461万/坪 (22.7坪) | 760万/坪 (30.3坪) |
| 泉岳寺駅 | - | - | 2,191万/坪 (251坪) |
| 三田駅 | - | - | - |
| 大門駅 | 3,306万/坪 (57.5坪) | - | 1,091万/坪 (60.5坪) |
| 新橋駅 | - | 1,809万/坪 (18.7坪) | - |
| 東銀座駅 | - | 645万/坪 (12.1坪) | - |
| 宝町駅 | - | 1,837万/坪 (27.2坪) | - |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 人形町駅 | - | 643万/坪 (27.7坪) | - |
| 東日本橋駅 | - | 410万/坪 (28.7坪) | - |
| 浅草橋駅 | 547万/坪 (43.9坪) | 598万/坪 (42.4坪) | 548万/坪 (34.8坪) |
| 蔵前駅 | - | 417万/坪 (30.3坪) | 532万/坪 (27.2坪) |
| 浅草駅 | 933万/坪 (34.8坪) | 449万/坪 (35.1坪) | 427万/坪 (46.3坪) |
| 本所吾妻橋駅 | 346万/坪 (31.8坪) | 379万/坪 (15.1坪) | 317万/坪 (42.0坪) |
| 押上駅 | 327万/坪 (33.3坪) | 310万/坪 (48.8坪) | 321万/坪 (28.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浅草駅 933.3 万/坪(昨年同期比 +107.9 ％)
浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 933万円/坪(282万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +107.9％( +484.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 35.1 坪から -0.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
本所吾妻橋駅 346.3 万/坪(昨年同期比 -8.6 ％)
本所吾妻橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 346万円/坪(105万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.6％( -32.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 15.1 坪から +110.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 5.3 分 → 2024年 3.0 分、-43.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示