【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜3月期の都営浅草線 (西馬込駅～押上駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 417万円/坪(126万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +22.7％( +77.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2018年)に比べて +75.0％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.4 坪 (昨年 55.3 坪から -34.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。西馬込駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新橋駅で昨年に比べ +165.3 ％、坪単価は 4,176 万円/坪となった。
上位 2 駅(新橋駅、浅草駅)は +147.9 ％(坪単価 +1454.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(押上駅、本所吾妻橋駅)は -22.0 ％(坪単価 -55.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.2 ％ → 2019年 7.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.2 ％ → 2019年 21.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4,176万円/坪(1,263万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +165.3％( +2601.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった馬込駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 169万円/坪(51.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -0.9％( -1.5万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| 都営浅草線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西馬込駅 | 171万/坪 (55.3坪) | 140万/坪 (87.0坪) | 192万/坪 (27.2坪) |
| 馬込駅 | 169万/坪 (33.3坪) | 171万/坪 (57.0坪) | 165万/坪 (40.8坪) |
| 中延駅 | 284万/坪 (25.7坪) | 280万/坪 (37.3坪) | - |
| 戸越駅 | 207万/坪 (30.3坪) | - | 417万/坪 (15.1坪) |
| 五反田駅 | - | 454万/坪 (139坪) | 435万/坪 (57.5坪) |
| 高輪台駅 | - | - | 361万/坪 (49.9坪) |
| 泉岳寺駅 | - | - | - |
| 三田駅 | - | 355万/坪 (16.6坪) | - |
| 大門駅 | - | - | - |
| 新橋駅 | 4,176万/坪 (28.7坪) | 1,574万/坪 (31.8坪) | - |
| 東銀座駅 | - | - | - |
| 宝町駅 | - | - | - |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 人形町駅 | - | - | - |
| 東日本橋駅 | - | - | - |
| 浅草橋駅 | 402万/坪 (18.2坪) | - | - |
| 蔵前駅 | - | - | - |
| 浅草駅 | 542万/坪 (39.3坪) | 235万/坪 (40.8坪) | 442万/坪 (43.1坪) |
| 本所吾妻橋駅 | 228万/坪 (23.4坪) | 287万/坪 (13.6坪) | - |
| 押上駅 | 173万/坪 (18.2坪) | 226万/坪 (23.4坪) | 128万/坪 (62.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新橋駅 4175.7 万/坪(昨年同期比 +165.3 ％)
新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4,176万円/坪(1,263万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +165.3％( +2601.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 31.8 坪から -9.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 6.0 分 → 2019年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
浅草駅 542.1 万/坪(昨年同期比 +130.6 ％)
浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 542万円/坪(164万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +130.6％( +307.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2018年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 40.8 坪から -3.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 11.0 分 → 2019年 9.2 分、-16.4 ％と減少)
押上駅 172.9 万/坪(昨年同期比 -23.5 ％)
押上駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 173万円/坪(52.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -23.5％( -53.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 23.4 坪から -22.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 5.5 分 → 2019年 9.3 分、+69.7 ％と大きく増加)
本所吾妻橋駅 227.9 万/坪(昨年同期比 -20.4 ％)
本所吾妻橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 228万円/坪(68.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -20.4％( -58.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 23.4 坪 (昨年 13.6 坪から +72.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 2.0 分 → 2019年 9.0 分、+350.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示