【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜3月期の都営三田線 (目黒駅~西高島平駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 471万円/坪(143万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +114.7%( +251.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて -27.5%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 34.7 坪から +27.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。目黒駅、神保町駅、巣鴨駅、本蓮沼駅、志村三丁目駅、蓮根駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新板橋駅で昨年に比べ +122.2 %、坪単価は 257 万円/坪となった。
上位 2 駅(新板橋駅、神保町駅)は +90.8 %(坪単価 +228.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(白山駅、板橋区役所前駅)は -18.6 %(坪単価 -63.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 % → 2021年 13.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神保町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 847万円/坪(256万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +59.4%( +316.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった蓮根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +33.1%( +37.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
都営三田線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
目黒駅 | 407万/坪 (53.9坪) | 257万/坪 (29.7坪) | 360万/坪 (39.8坪) |
白金台駅 | - | 313万/坪 (39.3坪) | 431万/坪 (69.6坪) |
白金高輪駅 | - | - | - |
三田駅 | 1,983万/坪 (19.7坪) | - | - |
芝公園駅 | - | - | - |
御成門駅 | 2,711万/坪 (297坪) | - | - |
内幸町駅 | - | - | - |
大手町駅 | - | - | 916万/坪 (23.7坪) |
神保町駅 | 847万/坪 (20.7坪) | 531万/坪 (25.0坪) | 992万/坪 (39.3坪) |
水道橋駅 | - | - | - |
春日駅 | 317万/坪 (35.3坪) | 299万/坪 (14.7坪) | 280万/坪 (19.2坪) |
白山駅 | 298万/坪 (24.2坪) | 403万/坪 (20.2坪) | 372万/坪 (79.4坪) |
千石駅 | 386万/坪 (18.2坪) | 365万/坪 (52.6坪) | 331万/坪 (75.6坪) |
巣鴨駅 | 473万/坪 (19.7坪) | 327万/坪 (28.0坪) | 427万/坪 (31.1坪) |
西巣鴨駅 | 167万/坪 (27.2坪) | 172万/坪 (23.9坪) | - |
新板橋駅 | 257万/坪 (27.2坪) | 116万/坪 (18.2坪) | 275万/坪 (21.2坪) |
板橋区役所前駅 | 180万/坪 (33.3坪) | 203万/坪 (21.2坪) | 130万/坪 (49.9坪) |
板橋本町駅 | 158万/坪 (49.9坪) | 133万/坪 (23.4坪) | 182万/坪 (18.2坪) |
本蓮沼駅 | 165万/坪 (30.3坪) | 118万/坪 (36.0坪) | 131万/坪 (22.3坪) |
志村坂上駅 | 176万/坪 (31.0坪) | 173万/坪 (33.3坪) | 97.0万/坪 (22.7坪) |
志村三丁目駅 | 172万/坪 (22.7坪) | 120万/坪 (22.7坪) | 85.6万/坪 (25.7坪) |
蓮根駅 | 150万/坪 (29.9坪) | 113万/坪 (74.6坪) | 140万/坪 (28.0坪) |
西台駅 | - | 88.8万/坪 (106坪) | 107万/坪 (19.7坪) |
高島平駅 | - | 135万/坪 (81.7坪) | - |
新高島平駅 | - | - | 107万/坪 (68.1坪) |
西高島平駅 | - | 105万/坪 (35.9坪) | 99.6万/坪 (83.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新板橋駅 257.1 万/坪(昨年同期比 +122.2 %)
新板橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 257万円/坪(77.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +122.2%( +141.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 18.2 坪から +50.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 5.0 分、+66.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
神保町駅 847.4 万/坪(昨年同期比 +59.4 %)
神保町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 847万円/坪(256万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +59.4%( +316.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 20.7 坪 (昨年 25.0 坪から -17.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.5 分 → 2021年 2.7 分、-51.5 %と大きく減少)
白山駅 297.5 万/坪(昨年同期比 -26.1 %)
白山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 298万円/坪(90.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -26.1%( -105.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 20.2 坪から +20.0 %増)。
板橋区役所前駅 180.3 万/坪(昨年同期比 -11.2 %)
板橋区役所前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 180万円/坪(54.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -11.2%( -22.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 21.2 坪から +57.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 9.0 分、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示