【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の西武新宿線 (西武新宿駅~東村山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +12.6%( +16.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 53 件(1年前(2021年)に比べて -34.6%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.7 坪 (昨年 43.2 坪から +12.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 15 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。中井駅、野方駅、都立家政駅、鷺ノ宮駅、西武柳沢駅、久米川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西武柳沢駅で昨年に比べ +62.4 %、坪単価は 123 万円/坪となった。
上位 2 駅(西武柳沢駅、野方駅)は +61.8 %(坪単価 +75.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下落合駅、上井草駅)は -14.4 %(坪単価 -39.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.4 分 → 2022年 9.5 分、-16.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.5 % → 2022年 30.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 304万円/坪(92.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +41.5%( +89.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東村山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.2万円/坪(21.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +1.3%( +0.9万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
西武新宿線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西武新宿駅 | - | - | - |
高田馬場駅 | 298万/坪 (90.8坪) | 287万/坪 (30.8坪) | 271万/坪 (21.9坪) |
下落合駅 | 280万/坪 (49.9坪) | 340万/坪 (22.7坪) | - |
中井駅 | 304万/坪 (47.9坪) | 215万/坪 (60.5坪) | 220万/坪 (24.2坪) |
新井薬師前駅 | 226万/坪 (35.4坪) | 250万/坪 (13.6坪) | 195万/坪 (57.1坪) |
沼袋駅 | 204万/坪 (18.2坪) | 180万/坪 (34.0坪) | 159万/坪 (46.9坪) |
野方駅 | 270万/坪 (25.7坪) | 168万/坪 (56.8坪) | 239万/坪 (34.8坪) |
都立家政駅 | 212万/坪 (62.8坪) | 175万/坪 (26.5坪) | 142万/坪 (22.7坪) |
鷺ノ宮駅 | 145万/坪 (22.7坪) | 98.2万/坪 (49.9坪) | 104万/坪 (58.2坪) |
下井草駅 | 182万/坪 (117坪) | 155万/坪 (50.4坪) | 141万/坪 (78.3坪) |
井荻駅 | - | 161万/坪 (33.8坪) | 188万/坪 (36.3坪) |
上井草駅 | 154万/坪 (73.4坪) | 173万/坪 (24.7坪) | 164万/坪 (25.7坪) |
上石神井駅 | 130万/坪 (89.2坪) | 135万/坪 (36.3坪) | 125万/坪 (34.8坪) |
武蔵関駅 | 123万/坪 (46.9坪) | 115万/坪 (36.8坪) | 80.0万/坪 (28.7坪) |
東伏見駅 | 127万/坪 (38.6坪) | 109万/坪 (50.3坪) | 89.1万/坪 (34.8坪) |
西武柳沢駅 | 123万/坪 (26.7坪) | 76.0万/坪 (25.5坪) | 85.6万/坪 (58.6坪) |
田無駅 | 115万/坪 (33.8坪) | 96.1万/坪 (45.0坪) | - |
花小金井駅 | 100万/坪 (29.5坪) | 89.1万/坪 (57.5坪) | 68.9万/坪 (41.6坪) |
小平駅 | 82.7万/坪 (32.0坪) | 73.6万/坪 (35.8坪) | 54.2万/坪 (59.0坪) |
久米川駅 | 87.5万/坪 (69.6坪) | 55.6万/坪 (51.4坪) | 70.5万/坪 (34.8坪) |
東村山駅 | 70.2万/坪 (40.8坪) | 69.2万/坪 (74.9坪) | 82.8万/坪 (66.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西武柳沢駅 123.4 万/坪(昨年同期比 +62.4 %)
西武柳沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +62.4%( +47.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 26.7 坪 (昨年 25.5 坪から +5.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 6.7 分、-25.9 %と大きく減少)
野方駅 270.2 万/坪(昨年同期比 +61.2 %)
野方駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 270万円/坪(81.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +61.2%( +102.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -77.8%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 56.8 坪から -54.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 7.0 分、-30.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 50.0 %)
下落合駅 280.5 万/坪(昨年同期比 -17.6 %)
下落合駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 280万円/坪(84.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -17.6%( -59.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 22.7 坪から +120.0 %増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
上井草駅 153.9 万/坪(昨年同期比 -11.2 %)
上井草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 154万円/坪(46.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -11.2%( -19.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.4 坪 (昨年 24.7 坪から +196.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.3 分 → 2022年 4.5 分、-63.5 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示