【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期の西武新宿線 (西武新宿駅~東村山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 153万円/坪(46.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +19.1%( +24.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 59 件(1年前(2020年)に比べて -28.9%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.1 坪 (昨年 54.5 坪から -24.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中井駅、都立家政駅、下井草駅、上井草駅、武蔵関駅、田無駅、小平駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中井駅で昨年に比べ +85.0 %、坪単価は 245 万円/坪となった。
上位 2 駅(中井駅、小平駅)は +74.9 %(坪単価 +77.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西武柳沢駅、東村山駅)は -45.4 %(坪単価 -42.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.0 % → 2021年 15.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 11.2 分 → 2021年 12.4 分、+10.1 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.6 % → 2021年 3.4 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新井薬師前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 274万円/坪(83.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +0.4%( +1.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西武柳沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -63.7%( -62.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
西武新宿線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西武新宿駅 | - | - | - |
高田馬場駅 | 424万/坪 (18.2坪) | - | - |
下落合駅 | 405万/坪 (37.8坪) | - | - |
中井駅 | 245万/坪 (15.1坪) | 132万/坪 (90.8坪) | 190万/坪 (26.5坪) |
新井薬師前駅 | 274万/坪 (93.8坪) | 273万/坪 (69.6坪) | 199万/坪 (42.4坪) |
沼袋駅 | 187万/坪 (59.0坪) | 216万/坪 (48.2坪) | 158万/坪 (65.8坪) |
野方駅 | 146万/坪 (60.5坪) | 123万/坪 (34.0坪) | 115万/坪 (52.2坪) |
都立家政駅 | 170万/坪 (42.4坪) | 139万/坪 (31.3坪) | 135万/坪 (72.6坪) |
鷺ノ宮駅 | 161万/坪 (24.2坪) | - | 143万/坪 (59.7坪) |
下井草駅 | 174万/坪 (36.6坪) | 130万/坪 (75.6坪) | 188万/坪 (19.7坪) |
井荻駅 | 144万/坪 (33.3坪) | 158万/坪 (28.3坪) | 138万/坪 (80.2坪) |
上井草駅 | 198万/坪 (22.7坪) | 130万/坪 (27.2坪) | 121万/坪 (77.5坪) |
上石神井駅 | 143万/坪 (37.6坪) | 152万/坪 (45.2坪) | 130万/坪 (52.4坪) |
武蔵関駅 | 166万/坪 (22.7坪) | 112万/坪 (67.2坪) | 121万/坪 (36.9坪) |
東伏見駅 | 129万/坪 (35.8坪) | 109万/坪 (51.2坪) | 103万/坪 (83.7坪) |
西武柳沢駅 | 35.5万/坪 (44.6坪) | 97.9万/坪 (129坪) | 117万/坪 (34.0坪) |
田無駅 | 116万/坪 (34.5坪) | 94.8万/坪 (33.8坪) | 82.8万/坪 (50.3坪) |
花小金井駅 | 72.3万/坪 (39.3坪) | 67.0万/坪 (47.2坪) | 59.4万/坪 (37.8坪) |
小平駅 | 107万/坪 (39.3坪) | 64.8万/坪 (62.8坪) | 56.8万/坪 (90.8坪) |
久米川駅 | 52.9万/坪 (40.8坪) | 61.1万/坪 (52.9坪) | 86.2万/坪 (69.6坪) |
東村山駅 | 62.9万/坪 (49.5坪) | 86.3万/坪 (70.6坪) | 48.2万/坪 (33.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中井駅 244.6 万/坪(昨年同期比 +85.0 %)
中井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +85.0%( +112.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 90.8 坪から -83.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.0 分、-33.3 %と大きく減少)
小平駅 106.8 万/坪(昨年同期比 +64.8 %)
小平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +64.8%( +42.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 62.8 坪から -37.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 27.5 分 → 2021年 13.0 分、-52.7 %と大きく減少)
西武柳沢駅 35.5 万/坪(昨年同期比 -63.7 %)
西武柳沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -63.7%( -62.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 129.1 坪から -65.4 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.7 分 → 2021年 11.5 分、+146.4 %と大きく増加)
東村山駅 62.9 万/坪(昨年同期比 -27.2 %)
東村山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.9万円/坪(19.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -27.2%( -23.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +16.7%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 70.6 坪から -29.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 13.5 分 → 2021年 19.0 分、+40.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示