【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の西武拝島線 (小平駅～拝島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.4万円/坪(17.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +14.9％( +7.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 158 件(１年前(2020年)に比べて +10.5％( +15件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 65.5 坪から -1.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。小平駅、萩山駅、東大和市駅、武蔵砂川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは萩山駅で昨年に比べ +41.6 ％、坪単価は 83.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(萩山駅、武蔵砂川駅)は +31.8 ％(坪単価 +17.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(拝島駅、玉川上水駅)は -4.4 ％(坪単価 -2.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 ％ → 2021年 7.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.1 ％ → 2021年 1.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった萩山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +41.6％( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西武立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.9万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +2.7％( +1.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 23 件(前年比変わらず)。
| 西武拝島線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小平駅 | 74.6万/坪 (54.9坪) | 61.2万/坪 (70.7坪) | 67.7万/坪 (73.9坪) |
| 萩山駅 | 83.8万/坪 (64.3坪) | 59.2万/坪 (28.7坪) | 65.5万/坪 (44.9坪) |
| 小川駅 | 62.3万/坪 (32.3坪) | 58.5万/坪 (61.6坪) | 79.2万/坪 (41.0坪) |
| 東大和市駅 | 63.1万/坪 (66.2坪) | 52.1万/坪 (50.9坪) | 55.0万/坪 (54.5坪) |
| 玉川上水駅 | 61.3万/坪 (70.1坪) | 61.2万/坪 (87.3坪) | 45.9万/坪 (280坪) |
| 武蔵砂川駅 | 54.9万/坪 (60.9坪) | 45.1万/坪 (63.8坪) | 50.2万/坪 (101坪) |
| 西武立川駅 | 41.9万/坪 (73.0坪) | 40.8万/坪 (65.5坪) | 49.0万/坪 (60.6坪) |
| 拝島駅 | 49.0万/坪 (76.3坪) | 53.8万/坪 (61.5坪) | 43.9万/坪 (85.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
萩山駅 83.8 万/坪(昨年同期比 +41.6 ％)
萩山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.8万円/坪(25.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +41.6％( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 28.7 坪から +123.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 4.0 分 → 2021年 3.5 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
武蔵砂川駅 54.9 万/坪(昨年同期比 +21.9 ％)
武蔵砂川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.9万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +21.9％( +9.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2020年)に比べて -15.9％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 60.9 坪 (昨年 63.8 坪から -4.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 ％ → 2021年 2.7 ％)
拝島駅 49.0 万/坪(昨年同期比 -9.0 ％)
拝島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.0万円/坪(14.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -9.0％( -4.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +5.9％( +1件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 76.3 坪 (昨年 61.5 坪から +24.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.4 分 → 2021年 11.9 分、+27.1 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.9 ％ → 2021年 5.6 ％)
玉川上水駅 61.3 万/坪(昨年同期比 +0.2 ％)
玉川上水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.3万円/坪(18.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +0.2％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて -15.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 87.3 坪から -19.7 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示