【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の西武多摩湖線 (国分寺駅～多摩湖駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.8万円/坪(27.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.2％( -9.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 64 件(１年前(2021年)に比べて -31.9％( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 61.9 坪から -7.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。一橋学園駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは一橋学園駅で昨年に比べ +13.6 ％、坪単価は 96.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(一橋学園駅、武蔵大和駅)は +10.8 ％(坪単価 +7.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八坂駅、萩山駅)は -9.9 ％(坪単価 -7.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 17.0 ％ → 2022年 18.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 143万円/坪(43.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -1.8％( -2.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて -56.1％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +8.1％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(前年比変わらず)。
| 西武多摩湖線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国分寺駅 | 143万/坪 (58.2坪) | 146万/坪 (42.5坪) | 94.1万/坪 (56.6坪) |
| 一橋学園駅 | 96.6万/坪 (55.5坪) | 85.1万/坪 (76.0坪) | 81.6万/坪 (43.2坪) |
| 青梅街道駅 | 71.7万/坪 (74.1坪) | 68.7万/坪 (43.1坪) | 89.0万/坪 (39.3坪) |
| 萩山駅 | 75.5万/坪 (44.9坪) | 83.8万/坪 (64.3坪) | 59.2万/坪 (28.7坪) |
| 八坂駅 | 65.1万/坪 (103坪) | 72.4万/坪 (33.6坪) | 45.4万/坪 (45.9坪) |
| 武蔵大和駅 | 41.7万/坪 (55.8坪) | 38.6万/坪 (81.8坪) | 30.1万/坪 (93.6坪) |
| 多摩湖駅 | - | 30.3万/坪 (154坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
一橋学園駅 96.6 万/坪(昨年同期比 +13.6 ％)
一橋学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.6万円/坪(29.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +13.6％( +11.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて -14.3％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 76.0 坪から -27.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 ％ → 2022年 11.1 ％)
武蔵大和駅 41.7 万/坪(昨年同期比 +8.1 ％)
武蔵大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.7万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +8.1％( +3.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 20 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 55.8 坪 (昨年 81.8 坪から -31.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 ％ → 2022年 10.0 ％)
八坂駅 65.1 万/坪(昨年同期比 -10.0 ％)
八坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.1万円/坪(19.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.0％( -7.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 33.6 坪から +206.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.8 分 → 2022年 3.0 分、-69.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
萩山駅 75.5 万/坪(昨年同期比 -9.9 ％)
萩山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.9％( -8.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 64.3 坪から -30.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.5 分 → 2022年 6.2 分、+78.6 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示