【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年10月〜12月期の東急多摩川線 (多摩川駅～蒲田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 215万円/坪(65.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -10.0％( -24.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて -14.3％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 28.4 坪 (昨年 40.1 坪から -29.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。沼部駅、鵜の木駅、下丸子駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは沼部駅で昨年に比べ +62.1 ％、坪単価は 311 万円/坪となった。
上位 1 駅(沼部駅)は +62.1 ％(坪単価 +119.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(蒲田駅)は -53.2 ％(坪単価 -218.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.1 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.7 ％ → 2021年 25.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった沼部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 311万円/坪(94.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +62.1％( +119.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵新田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -29.6％( -67.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急多摩川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 多摩川駅 | - | - | - |
| 沼部駅 | 311万/坪 (26.5坪) | 192万/坪 (151坪) | - |
| 鵜の木駅 | 194万/坪 (24.2坪) | 132万/坪 (13.6坪) | 163万/坪 (36.3坪) |
| 下丸子駅 | 228万/坪 (21.2坪) | 151万/坪 (43.1坪) | 190万/坪 (29.2坪) |
| 武蔵新田駅 | 162万/坪 (13.6坪) | 230万/坪 (23.4坪) | - |
| 矢口渡駅 | - | 156万/坪 (32.1坪) | 182万/坪 (51.4坪) |
| 蒲田駅 | 192万/坪 (34.5坪) | 410万/坪 (33.7坪) | 284万/坪 (46.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
沼部駅 310.7 万/坪(昨年同期比 +62.1 ％)
沼部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 311万円/坪(94.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +62.1％( +119.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 26.5 坪 (昨年 151.3 坪から -82.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 2.5 分、-68.8 ％と大きく減少)
蒲田駅 191.7 万/坪(昨年同期比 -53.2 ％)
蒲田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 192万円/坪(58.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -53.2％( -218.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 34.5 坪 (昨年 33.7 坪から +2.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.8 分 → 2021年 9.7 分、+24.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示