【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の東京メトロ南北線 (目黒駅~赤羽岩淵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 482万円/坪(146万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +45.7%( +151.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 48.2 坪 (昨年 91.3 坪から -47.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。麻布十番駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは目黒駅で昨年に比べ +303.4 %、坪単価は 1,636 万円/坪となった。
上位 2 駅(目黒駅、駒込駅)は +202.7 %(坪単価 +735.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(赤羽岩淵駅、王子神谷駅)は -49.3 %(坪単価 -144.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.6 % → 2023年 11.1 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.8 分 → 2023年 8.5 分、+25.4 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 27.8 % → 2023年 22.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,636万円/坪(495万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +303.4%( +1230.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった王子神谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -47.9%( -94.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
東京メトロ南北線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
目黒駅 | 1,636万/坪 (107坪) | 406万/坪 (22.7坪) | 407万/坪 (53.9坪) |
白金台駅 | - | 567万/坪 (21.2坪) | - |
白金高輪駅 | 661万/坪 (22.7坪) | - | - |
麻布十番駅 | 661万/坪 (81.7坪) | 593万/坪 (118坪) | 998万/坪 (46.9坪) |
六本木一丁目駅 | - | - | - |
溜池山王駅 | - | 463万/坪 (15.1坪) | - |
永田町駅 | - | - | - |
四ツ谷駅 | - | 177万/坪 (81.7坪) | 252万/坪 (63.5坪) |
市ケ谷駅 | 992万/坪 (15.1坪) | - | 1,335万/坪 (157坪) |
飯田橋駅 | - | - | 567万/坪 (34.8坪) |
後楽園駅 | - | - | - |
東大前駅 | - | - | 304万/坪 (33.3坪) |
本駒込駅 | 331万/坪 (15.1坪) | 395万/坪 (24.2坪) | 304万/坪 (31.8坪) |
駒込駅 | 477万/坪 (25.0坪) | 236万/坪 (31.8坪) | - |
西ケ原駅 | - | - | 234万/坪 (31.0坪) |
王子駅 | 324万/坪 (44.6坪) | - | 206万/坪 (27.5坪) |
王子神谷駅 | 103万/坪 (41.6坪) | 198万/坪 (207坪) | 182万/坪 (23.4坪) |
志茂駅 | - | 210万/坪 (37.1坪) | 144万/坪 (42.4坪) |
赤羽岩淵駅 | 187万/坪 (53.3坪) | 381万/坪 (168坪) | 172万/坪 (41.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
目黒駅 1635.8 万/坪(昨年同期比 +303.4 %)
目黒駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,636万円/坪(495万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +303.4%( +1230.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 22.7 坪から +373.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 11.0 分、+37.5 %と大きく増加)
駒込駅 476.9 万/坪(昨年同期比 +101.9 %)
駒込駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 477万円/坪(144万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +101.9%( +240.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 31.8 坪から -21.4 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.0 分 → 2023年 6.0 分、+20.0 %と大きく増加)
赤羽岩淵駅 187.3 万/坪(昨年同期比 -50.8 %)
赤羽岩淵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 187万円/坪(56.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -50.8%( -193.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 168.4 坪から -68.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 25.0 %)
王子神谷駅 103.1 万/坪(昨年同期比 -47.9 %)
王子神谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -47.9%( -94.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 206.7 坪から -79.9 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 14.8 分、+47.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示