【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年7月〜9月期の東京メトロ南北線 (目黒駅～赤羽岩淵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 303万円/坪(91.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -15.9％( -57.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2018年)に比べて +54.5％( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 39.7 坪から +12.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。駒込駅、志茂駅、赤羽岩淵駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは赤羽岩淵駅で昨年に比べ +88.0 ％、坪単価は 224 万円/坪となった。
上位 2 駅(赤羽岩淵駅、志茂駅)は +72.4 ％(坪単価 +78.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(麻布十番駅、東大前駅)は -51.2 ％(坪単価 -392.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 18.2 ％ → 2019年 35.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった麻布十番駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 506万円/坪(153万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -53.3％( -576.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった王子神谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -12.8％( -20.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ南北線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 目黒駅 | 373万/坪 (51.0坪) | 332万/坪 (18.2坪) | 247万/坪 (62.0坪) |
| 白金台駅 | 390万/坪 (25.7坪) | 421万/坪 (16.6坪) | 330万/坪 (48.4坪) |
| 白金高輪駅 | 397万/坪 (30.3坪) | 341万/坪 (35.5坪) | 491万/坪 (21.2坪) |
| 麻布十番駅 | 506万/坪 (25.7坪) | 1,082万/坪 (62.0坪) | - |
| 六本木一丁目駅 | - | - | - |
| 溜池山王駅 | - | - | - |
| 永田町駅 | - | - | - |
| 四ツ谷駅 | - | 361万/坪 (33.3坪) | - |
| 市ケ谷駅 | 427万/坪 (46.9坪) | - | - |
| 飯田橋駅 | - | 608万/坪 (37.8坪) | 401万/坪 (24.2坪) |
| 後楽園駅 | - | 374万/坪 (34.8坪) | 309万/坪 (19.2坪) |
| 東大前駅 | 215万/坪 (24.2坪) | 423万/坪 (37.8坪) | 338万/坪 (130坪) |
| 本駒込駅 | 302万/坪 (25.7坪) | 290万/坪 (23.4坪) | 389万/坪 (25.7坪) |
| 駒込駅 | 326万/坪 (38.0坪) | 268万/坪 (64.0坪) | 275万/坪 (46.9坪) |
| 西ケ原駅 | 240万/坪 (12.1坪) | - | - |
| 王子駅 | 187万/坪 (132坪) | - | 192万/坪 (92.3坪) |
| 王子神谷駅 | 140万/坪 (20.4坪) | 160万/坪 (25.0坪) | 103万/坪 (32.1坪) |
| 志茂駅 | 142万/坪 (42.4坪) | 90.9万/坪 (121坪) | 168万/坪 (18.2坪) |
| 赤羽岩淵駅 | 224万/坪 (19.7坪) | 119万/坪 (22.7坪) | 97.6万/坪 (31.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
赤羽岩淵駅 223.8 万/坪(昨年同期比 +88.0 ％)
赤羽岩淵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 224万円/坪(67.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +88.0％( +104.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 22.7 坪から -13.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.0 分 → 2019年 5.0 分、-37.5 ％と大きく減少)
志茂駅 142.5 万/坪(昨年同期比 +56.7 ％)
志茂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(43.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +56.7％( +51.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 121.0 坪から -65.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 10.0 分 → 2019年 5.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
麻布十番駅 505.6 万/坪(昨年同期比 -53.3 ％)
麻布十番駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 506万円/坪(153万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -53.3％( -576.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 62.0 坪から -58.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 5.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
東大前駅 215.4 万/坪(昨年同期比 -49.1 ％)
東大前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 215万円/坪(65.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -49.1％( -207.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 37.8 坪から -36.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 4.0 分 → 2019年 3.5 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示