【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の東京メトロ千代田線 (北綾瀬駅~代々木上原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 348万円/坪(105万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +33.8%( +88.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2022年)に比べて -55.6%( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.5 坪 (昨年 54.2 坪から -16.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西日暮里駅、代々木上原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西日暮里駅で昨年に比べ +49.1 %、坪単価は 414 万円/坪となった。
上位 2 駅(西日暮里駅、代々木上原駅)は +41.4 %(坪単価 +129.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千駄木駅、綾瀬駅)は -39.3 %(坪単価 -110.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.4 分 → 2023年 7.0 分、-25.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.2 % → 2023年 15.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 26.7 % → 2023年 25.0 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった表参道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 912万円/坪(276万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +14.9%( +118.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北綾瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -13.3%( -12.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ千代田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北綾瀬駅 | 82.6万/坪 (24.2坪) | 95.3万/坪 (28.7坪) | 81.1万/坪 (49.0坪) |
綾瀬駅 | 156万/坪 (224坪) | 236万/坪 (76.1坪) | 159万/坪 (23.4坪) |
北千住駅 | 186万/坪 (32.3坪) | 228万/坪 (69.8坪) | 303万/坪 (23.2坪) |
町屋駅 | 212万/坪 (31.8坪) | 214万/坪 (28.6坪) | 102万/坪 (17.3坪) |
西日暮里駅 | 414万/坪 (22.7坪) | 278万/坪 (25.7坪) | - |
千駄木駅 | 174万/坪 (33.3坪) | 316万/坪 (56.7坪) | 331万/坪 (56.5坪) |
根津駅 | 333万/坪 (24.2坪) | - | - |
湯島駅 | 841万/坪 (16.6坪) | - | - |
新御茶ノ水駅 | - | - | - |
大手町駅 | - | - | - |
国会議事堂前駅 | - | - | - |
赤坂駅 | - | 661万/坪 (18.2坪) | - |
乃木坂駅 | - | - | - |
表参道駅 | 912万/坪 (75.6坪) | 793万/坪 (22.7坪) | 661万/坪 (37.8坪) |
明治神宮前駅 | - | - | - |
代々木公園駅 | - | - | - |
代々木上原駅 | 488万/坪 (51.4坪) | 365万/坪 (75.6坪) | 425万/坪 (42.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西日暮里駅 414.3 万/坪(昨年同期比 +49.1 %)
西日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 414万円/坪(125万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +49.1%( +136.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 25.7 坪から -11.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 5.7 分 → 2023年 7.0 分、+23.5 %と大きく増加)
代々木上原駅 488.4 万/坪(昨年同期比 +33.8 %)
代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 488万円/坪(148万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +33.8%( +123.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 75.6 坪から -32.0 %減)。
千駄木駅 174.3 万/坪(昨年同期比 -44.8 %)
千駄木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -44.8%( -141.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 56.7 坪から -41.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.2 分 → 2023年 4.0 分、-51.5 %と大きく減少)
綾瀬駅 156.4 万/坪(昨年同期比 -33.9 %)
綾瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 156万円/坪(47.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -33.9%( -80.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -90.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 223.9 坪 (昨年 76.1 坪から +194.2 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示