【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の東京メトロ副都心線 (地下鉄成増駅～渋谷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 305万円/坪(92.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.2％( -27.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 43 件(１年前(2023年)に比べて -37.7％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.6 坪 (昨年 37.6 坪から +34.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。小竹向原駅、千川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千川駅で昨年に比べ +52.4 ％、坪単価は 334 万円/坪となった。
上位 2 駅(千川駅、小竹向原駅)は +41.7 ％(坪単価 +87.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(地下鉄成増駅、渋谷駅)は -37.2 ％(坪単価 -315.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.7 ％ → 2024年 25.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 8.7 分、+23.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.2 ％ → 2024年 2.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,278万円/坪(387万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -28.5％( -509.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった地下鉄成増駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.8％( -121.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ副都心線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 地下鉄成増駅 | 144万/坪 (69.6坪) | 265万/坪 (42.4坪) | 116万/坪 (41.6坪) |
| 地下鉄赤塚駅 | 147万/坪 (36.3坪) | 190万/坪 (47.3坪) | 190万/坪 (34.5坪) |
| 平和台駅 | 192万/坪 (33.3坪) | 181万/坪 (26.1坪) | 182万/坪 (45.9坪) |
| 氷川台駅 | 149万/坪 (37.3坪) | 175万/坪 (38.2坪) | 150万/坪 (35.7坪) |
| 小竹向原駅 | 253万/坪 (114坪) | 193万/坪 (33.8坪) | 157万/坪 (71.8坪) |
| 千川駅 | 334万/坪 (32.4坪) | 219万/坪 (36.8坪) | 239万/坪 (32.3坪) |
| 要町駅 | 271万/坪 (25.0坪) | 277万/坪 (38.0坪) | 267万/坪 (24.4坪) |
| 池袋駅 | 354万/坪 (43.4坪) | 484万/坪 (36.7坪) | 494万/坪 (40.7坪) |
| 雑司が谷駅 | 354万/坪 (37.6坪) | 344万/坪 (22.7坪) | 326万/坪 (47.4坪) |
| 西早稲田駅 | 381万/坪 (49.9坪) | 392万/坪 (31.6坪) | 353万/坪 (29.6坪) |
| 東新宿駅 | - | 357万/坪 (49.3坪) | 318万/坪 (31.3坪) |
| 新宿三丁目駅 | - | - | - |
| 北参道駅 | - | 1,223万/坪 (30.3坪) | 378万/坪 (10.6坪) |
| 渋谷駅 | 1,278万/坪 (22.7坪) | 1,788万/坪 (83.9坪) | 1,268万/坪 (53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千川駅 334.3 万/坪(昨年同期比 +52.4 ％)
千川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 334万円/坪(101万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +52.4％( +114.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +233.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 32.4 坪 (昨年 36.8 坪から -12.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.7 分 → 2024年 6.4 分、-40.0 ％と大きく減少)
小竹向原駅 253.1 万/坪(昨年同期比 +31.0 ％)
小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 253万円/坪(76.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +31.0％( +59.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 114.2 坪 (昨年 33.8 坪から +237.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 7.3 分 → 2024年 8.0 分、+10.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 ％ → 2024年 25.0 ％)
地下鉄成増駅 143.7 万/坪(昨年同期比 -45.8 ％)
地下鉄成増駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.8％( -121.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 42.4 坪から +64.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.5 分 → 2024年 7.0 分、+27.3 ％と大きく増加)
渋谷駅 1278.2 万/坪(昨年同期比 -28.5 ％)
渋谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,278万円/坪(387万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -28.5％( -509.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 83.9 坪から -73.0 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示