【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期の小田急小田原線 (新宿駅～町田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 244万円/坪(73.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +62.1％( +93.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 58 件(１年前(2023年)に比べて -7.9％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 57.5 坪から +8.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。成城学園前駅、和泉多摩川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは町田駅で昨年に比べ +402.4 ％、坪単価は 162 万円/坪となった。
上位 2 駅(町田駅、成城学園前駅)は +217.8 ％(坪単価 +101.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(梅ケ丘駅、喜多見駅)は -31.4 ％(坪単価 -144.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 3.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 17.5 ％ → 2024年 17.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった代々木上原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 414万円/坪(125万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -15.2％( -74.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.2％( -4.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -64.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 南新宿駅 | - | - | 451万/坪 (16.6坪) |
| 参宮橋駅 | 688万/坪 (23.4坪) | - | 404万/坪 (23.7坪) |
| 代々木八幡駅 | 744万/坪 (96.8坪) | - | - |
| 代々木上原駅 | 414万/坪 (63.5坪) | 488万/坪 (51.4坪) | 365万/坪 (75.6坪) |
| 東北沢駅 | - | - | - |
| 下北沢駅 | 552万/坪 (59.0坪) | - | 309万/坪 (68.8坪) |
| 世田谷代田駅 | 393万/坪 (484坪) | - | 240万/坪 (33.3坪) |
| 梅ケ丘駅 | 326万/坪 (48.4坪) | 593万/坪 (43.9坪) | 316万/坪 (32.5坪) |
| 豪徳寺駅 | - | 250万/坪 (59.0坪) | - |
| 経堂駅 | 263万/坪 (43.0坪) | 238万/坪 (46.9坪) | 272万/坪 (46.9坪) |
| 千歳船橋駅 | 287万/坪 (23.1坪) | 267万/坪 (34.8坪) | 184万/坪 (35.9坪) |
| 祖師ケ谷大蔵駅 | 224万/坪 (39.5坪) | 251万/坪 (29.2坪) | 218万/坪 (44.6坪) |
| 成城学園前駅 | 291万/坪 (92.3坪) | 219万/坪 (84.7坪) | 247万/坪 (75.6坪) |
| 喜多見駅 | 104万/坪 (69.6坪) | 127万/坪 (44.1坪) | - |
| 狛江駅 | - | 105万/坪 (32.5坪) | 149万/坪 (61.5坪) |
| 和泉多摩川駅 | 147万/坪 (34.8坪) | 118万/坪 (30.3坪) | 90.2万/坪 (33.3坪) |
| 鶴川駅 | 52.3万/坪 (77.4坪) | 56.4万/坪 (68.6坪) | 61.2万/坪 (111坪) |
| 玉川学園前駅 | 63.5万/坪 (67.8坪) | 61.2万/坪 (56.0坪) | 34.7万/坪 (30.8坪) |
| 町田駅 | 162万/坪 (79.7坪) | 32.2万/坪 (125坪) | 61.6万/坪 (56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
町田駅 161.7 万/坪(昨年同期比 +402.4 ％)
町田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 162万円/坪(48.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +402.4％( +129.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 79.7 坪 (昨年 124.5 坪から -36.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.3 分 → 2024年 14.2 分、-26.7 ％と大きく減少)
成城学園前駅 291.5 万/坪(昨年同期比 +33.1 ％)
成城学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 291万円/坪(88.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +33.1％( +72.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 84.7 坪から +8.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.7 分 → 2024年 16.5 分、+20.7 ％と大きく増加)
梅ケ丘駅 326.5 万/坪(昨年同期比 -44.9 ％)
梅ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 326万円/坪(98.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -44.9％( -266.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 43.9 坪から +10.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 2.0 分 → 2024年 8.7 分、+333.3 ％と大きく増加)
喜多見駅 104.2 万/坪(昨年同期比 -18.0 ％)
喜多見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.0％( -22.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 44.1 坪から +57.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.4 分 → 2024年 4.3 分、-53.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示