【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の小田急小田原線 (新宿駅～町田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -19.1％( -35.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2022年)に比べて +16.7％( +9件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 58.6 坪から -1.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。代々木上原駅、梅ケ丘駅、千歳船橋駅、和泉多摩川駅、玉川学園前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは梅ケ丘駅で昨年に比べ +87.5 ％、坪単価は 593 万円/坪となった。
上位 2 駅(梅ケ丘駅、玉川学園前駅)は +81.8 ％(坪単価 +151.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(町田駅、狛江駅)は -38.6 ％(坪単価 -36.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.9 ％ → 2023年 3.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった梅ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 593万円/坪(179万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +87.5％( +276.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった町田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.2万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.8％( -29.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 南新宿駅 | - | 451万/坪 (16.6坪) | - |
| 参宮橋駅 | - | 404万/坪 (23.7坪) | - |
| 代々木八幡駅 | - | - | 243万/坪 (76.4坪) |
| 代々木上原駅 | 488万/坪 (51.4坪) | 365万/坪 (75.6坪) | 425万/坪 (42.4坪) |
| 東北沢駅 | - | - | - |
| 下北沢駅 | - | 309万/坪 (68.8坪) | 286万/坪 (37.1坪) |
| 世田谷代田駅 | - | 240万/坪 (33.3坪) | 248万/坪 (24.2坪) |
| 梅ケ丘駅 | 593万/坪 (43.9坪) | 316万/坪 (32.5坪) | 238万/坪 (36.3坪) |
| 豪徳寺駅 | 250万/坪 (59.0坪) | - | - |
| 経堂駅 | 238万/坪 (46.9坪) | 272万/坪 (46.9坪) | 195万/坪 (26.7坪) |
| 千歳船橋駅 | 267万/坪 (34.8坪) | 184万/坪 (35.9坪) | 220万/坪 (33.3坪) |
| 祖師ケ谷大蔵駅 | 251万/坪 (29.2坪) | 218万/坪 (44.6坪) | 164万/坪 (67.6坪) |
| 成城学園前駅 | 219万/坪 (84.7坪) | 247万/坪 (75.6坪) | 167万/坪 (79.8坪) |
| 喜多見駅 | 127万/坪 (44.1坪) | - | 107万/坪 (52.8坪) |
| 狛江駅 | 105万/坪 (32.5坪) | 149万/坪 (61.5坪) | 140万/坪 (24.7坪) |
| 和泉多摩川駅 | 118万/坪 (30.3坪) | 90.2万/坪 (33.3坪) | 90.2万/坪 (21.2坪) |
| 鶴川駅 | 56.4万/坪 (68.6坪) | 61.2万/坪 (111坪) | 44.5万/坪 (93.3坪) |
| 玉川学園前駅 | 61.2万/坪 (56.0坪) | 34.7万/坪 (30.8坪) | 49.0万/坪 (50.3坪) |
| 町田駅 | 32.2万/坪 (125坪) | 61.6万/坪 (56.0坪) | 67.7万/坪 (120坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梅ケ丘駅 592.8 万/坪(昨年同期比 +87.5 ％)
梅ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 593万円/坪(179万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +87.5％( +276.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 32.5 坪から +34.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 6.5 分 → 2023年 2.0 分、-69.2 ％と大きく減少)
玉川学園前駅 61.2 万/坪(昨年同期比 +76.2 ％)
玉川学園前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.2万円/坪(18.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +76.2％( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 30.8 坪から +82.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.0 分 → 2023年 14.6 分、-33.5 ％と大きく減少)
町田駅 32.2 万/坪(昨年同期比 -47.8 ％)
町田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.2万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -47.8％( -29.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.5 坪 (昨年 56.0 坪から +122.5 ％増)。
狛江駅 105.2 万/坪(昨年同期比 -29.5 ％)
狛江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -29.5％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 61.5 坪から -47.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.0 分 → 2023年 11.2 分、-13.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示