この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のつくばエクスプレス線 (秋葉原駅~六町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 259万円/坪(78.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +38.4%( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2021年)に比べて -32.1%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 58.4 坪 (昨年 41.5 坪から +40.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。浅草駅、六町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは浅草駅で昨年に比べ +95.1 %、坪単価は 644 万円/坪となった。
上位 1 駅(浅草駅)は +95.1 %(坪単価 +313.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(青井駅)は -44.9 %(坪単価 -75.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.1 分 → 2022年 9.3 分、-15.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.7 % → 2022年 26.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 644万円/坪(195万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +95.1%( +313.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -44.9%( -75.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
つくばエクスプレス線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
秋葉原駅 | - | - | - |
新御徒町駅 | 724万/坪 (63.5坪) | - | - |
浅草駅 | 644万/坪 (94.3坪) | 330万/坪 (24.7坪) | 310万/坪 (44.2坪) |
南千住駅 | 197万/坪 (75.0坪) | 214万/坪 (28.1坪) | 245万/坪 (24.2坪) |
北千住駅 | 148万/坪 (19.7坪) | 256万/坪 (38.3坪) | 92.7万/坪 (29.8坪) |
青井駅 | 92.6万/坪 (15.1坪) | 168万/坪 (80.2坪) | 80.9万/坪 (71.8坪) |
六町駅 | 121万/坪 (59.0坪) | 92.2万/坪 (52.6坪) | 119万/坪 (49.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浅草駅 643.7 万/坪(昨年同期比 +95.1 %)
浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 644万円/坪(195万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +95.1%( +313.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 94.3 坪 (昨年 24.7 坪から +281.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.3 分 → 2022年 8.7 分、+36.8 %と大きく増加)
青井駅 92.6 万/坪(昨年同期比 -44.9 %)
青井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -44.9%( -75.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 80.2 坪から -81.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 11.0 分、+29.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示