【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期のJR東海道本線 (二川駅~木曽川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +9.4%( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 112 件(1年前(2023年)に比べて -46.4%( -97件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.9 坪 (昨年 110.7 坪から -9.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。愛知御津駅、蒲郡駅、岡崎駅、安城駅、大府駅、大高駅、清洲駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは笠寺駅で昨年に比べ +460.0 %、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(笠寺駅、相見駅)は +402.9 %(坪単価 +41.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西小坂井駅、東刈谷駅)は -53.6 %(坪単価 -13.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.9 % → 2024年 4.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,221万円/坪(369万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +107.2%( +631.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西小坂井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.4%( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR東海道本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
二川駅 | 16.1万/坪 (70.8坪) | 18.6万/坪 (97.7坪) | 7.5万/坪 (178坪) |
豊橋駅 | 29.8万/坪 (104坪) | 25.6万/坪 (130坪) | 27.4万/坪 (125坪) |
西小坂井駅 | 4.6万/坪 (142坪) | 13.2万/坪 (83.2坪) | 14.3万/坪 (61.5坪) |
愛知御津駅 | 22.7万/坪 (55.2坪) | 12.5万/坪 (117坪) | 11.7万/坪 (154坪) |
三河大塚駅 | - | - | - |
三河三谷駅 | 17.4万/坪 (49.4坪) | 19.1万/坪 (71.7坪) | 18.6万/坪 (103坪) |
蒲郡駅 | 24.3万/坪 (111坪) | 18.3万/坪 (62.6坪) | 26.2万/坪 (58.8坪) |
三河塩津駅 | 13.0万/坪 (84.7坪) | - | 19.7万/坪 (56.0坪) |
三ケ根駅 | - | 31.5万/坪 (63.5坪) | 27.5万/坪 (205坪) |
幸田駅 | 47.5万/坪 (48.4坪) | 23.3万/坪 (160坪) | 22.0万/坪 (86.2坪) |
相見駅 | 35.8万/坪 (72.6坪) | 8.0万/坪 (116坪) | - |
岡崎駅 | 46.6万/坪 (94.2坪) | 33.8万/坪 (82.9坪) | 43.8万/坪 (64.6坪) |
西岡崎駅 | - | - | 5.5万/坪 (545坪) |
安城駅 | 71.4万/坪 (37.8坪) | 37.6万/坪 (58.5坪) | 68.4万/坪 (87.7坪) |
三河安城駅 | 22.5万/坪 (248坪) | 34.6万/坪 (258坪) | 56.6万/坪 (77.4坪) |
東刈谷駅 | 25.4万/坪 (82.8坪) | 43.6万/坪 (68.1坪) | 58.4万/坪 (46.9坪) |
野田新町駅 | 35.8万/坪 (101坪) | 60.9万/坪 (230坪) | 60.2万/坪 (116坪) |
刈谷駅 | 55.1万/坪 (63.5坪) | 76.7万/坪 (37.8坪) | 57.8万/坪 (65.0坪) |
逢妻駅 | 57.6万/坪 (228坪) | 58.7万/坪 (136坪) | 29.5万/坪 (90.0坪) |
大府駅 | 72.2万/坪 (51.9坪) | 41.2万/坪 (137坪) | 40.6万/坪 (114坪) |
共和駅 | 50.8万/坪 (49.2坪) | 54.8万/坪 (102坪) | 37.8万/坪 (116坪) |
南大高駅 | 35.4万/坪 (290坪) | 37.0万/坪 (75.4坪) | 30.0万/坪 (86.2坪) |
大高駅 | 15.0万/坪 (133坪) | 11.2万/坪 (129坪) | 24.4万/坪 (72.6坪) |
笠寺駅 | 66.1万/坪 (39.3坪) | 11.8万/坪 (21.2坪) | 81.1万/坪 (33.3坪) |
熱田駅 | - | 46.3万/坪 (45.4坪) | - |
金山駅 | - | - | 192万/坪 (34.4坪) |
尾頭橋駅 | 125万/坪 (40.8坪) | 60.9万/坪 (40.8坪) | 72.3万/坪 (25.7坪) |
名古屋駅 | 1,221万/坪 (19.7坪) | 589万/坪 (54.5坪) | 1,350万/坪 (127坪) |
枇杷島駅 | 41.7万/坪 (52.9坪) | - | - |
清洲駅 | 39.6万/坪 (44.6坪) | 22.7万/坪 (109坪) | 24.3万/坪 (86.5坪) |
稲沢駅 | 30.5万/坪 (122坪) | 29.1万/坪 (44.9坪) | 29.5万/坪 (99.7坪) |
尾張一宮駅 | 28.3万/坪 (102坪) | 30.2万/坪 (125坪) | 43.4万/坪 (62.9坪) |
木曽川駅 | 9.4万/坪 (97.0坪) | 11.2万/坪 (56.0坪) | 14.6万/坪 (84.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笠寺駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +460.0 %)
笠寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +460.0%( +54.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 21.2 坪から +85.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.0 分 → 2024年 6.0 分、+50.0 %と大きく増加)
相見駅 35.8 万/坪(昨年同期比 +345.9 %)
相見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +345.9%( +27.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 116.5 坪から -37.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 14.0 分、-44.0 %と大きく減少)
西小坂井駅 4.6 万/坪(昨年同期比 -65.4 %)
西小坂井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.4%( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 83.2 坪から +70.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 30.0 分 → 2024年 18.0 分、-40.0 %と大きく減少)
東刈谷駅 25.4 万/坪(昨年同期比 -41.8 %)
東刈谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.4万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -41.8%( -18.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 82.8 坪 (昨年 68.1 坪から +21.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 26.0 分 → 2024年 32.2 分、+24.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示