【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の近鉄名古屋線 (米野駅~近鉄弥富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.3万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +20.8%( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 47 件(1年前(2022年)に比べて +67.9%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 127.0 坪 (昨年 117.8 坪から +7.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。烏森駅、富吉駅、佐古木駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富吉駅で昨年に比べ +74.9 %、坪単価は 27.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(富吉駅、佐古木駅)は +63.7 %(坪単価 +8.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(近鉄弥富駅、伏屋駅)は -47.2 %(坪単価 -12.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.6 % → 2023年 6.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 36.3 分 → 2023年 46.2 分、+27.1 %と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった烏森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.7万円/坪(21.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +50.6%( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄弥富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -57.7%( -15.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄名古屋線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
米野駅 | - | - | 103万/坪 (32.5坪) |
黄金駅 | 65.0万/坪 (50.7坪) | - | - |
烏森駅 | 71.7万/坪 (30.3坪) | 47.6万/坪 (62.0坪) | 56.0万/坪 (45.0坪) |
近鉄八田駅 | - | - | - |
伏屋駅 | 17.1万/坪 (78.1坪) | 27.0万/坪 (90.0坪) | 39.3万/坪 (89.0坪) |
戸田駅 | 8.5万/坪 (74.1坪) | - | 34.9万/坪 (54.5坪) |
近鉄蟹江駅 | 18.3万/坪 (87.3坪) | 18.0万/坪 (123坪) | 33.3万/坪 (56.5坪) |
富吉駅 | 27.7万/坪 (87.7坪) | 15.8万/坪 (34.8坪) | 10.2万/坪 (30.3坪) |
佐古木駅 | 12.1万/坪 (249坪) | 7.9万/坪 (151坪) | 12.6万/坪 (175坪) |
近鉄弥富駅 | 11.0万/坪 (154坪) | 25.9万/坪 (113坪) | 12.1万/坪 (116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富吉駅 27.7 万/坪(昨年同期比 +74.9 %)
富吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.7万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +74.9%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 34.8 坪から +152.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.5 分 → 2023年 3.0 分、-88.2 %と大きく減少)
佐古木駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +52.6 %)
佐古木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +52.6%( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2022年)に比べて +42.9%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 248.7 坪 (昨年 151.0 坪から +64.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 57.3 分 → 2023年 94.7 分、+65.3 %と大きく増加)
近鉄弥富駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -57.7 %)
近鉄弥富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -57.7%( -15.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +175.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 154.0 坪 (昨年 113.4 坪から +35.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 52.0 分 → 2023年 70.1 分、+34.8 %と大きく増加)
伏屋駅 17.1 万/坪(昨年同期比 -36.7 %)
伏屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.1万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -36.7%( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +350.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 78.1 坪 (昨年 90.0 坪から -13.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 21.7 分、+54.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示