【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の近鉄名古屋線 (米野駅～近鉄弥富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +54.9％( +10.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(１年前(2021年)に比べて +32.3％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 96.7 坪 (昨年 138.6 坪から -30.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。近鉄蟹江駅、近鉄弥富駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは近鉄蟹江駅で昨年に比べ +94.2 ％、坪単価は 29.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(近鉄蟹江駅、近鉄弥富駅)は +71.0 ％(坪単価 +10.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(烏森駅、佐古木駅)は -10.7 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 42.6 分 → 2022年 28.7 分、-32.7 ％と大きく減少)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黄金駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.0万円/坪(16.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.1％( +2.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐古木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.5％( -1.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄名古屋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 米野駅 | 74.0万/坪 (63.5坪) | - | 51.8万/坪 (110坪) |
| 黄金駅 | 53.0万/坪 (39.7坪) | 50.9万/坪 (15.1坪) | - |
| 烏森駅 | 40.7万/坪 (39.3坪) | 45.7万/坪 (63.5坪) | 63.6万/坪 (39.3坪) |
| 近鉄八田駅 | - | - | 50.4万/坪 (31.8坪) |
| 伏屋駅 | 33.8万/坪 (44.1坪) | 34.9万/坪 (50.9坪) | 34.1万/坪 (43.9坪) |
| 戸田駅 | 44.1万/坪 (31.8坪) | - | 42.5万/坪 (42.4坪) |
| 近鉄蟹江駅 | 29.0万/坪 (142坪) | 14.9万/坪 (132坪) | 12.9万/坪 (101坪) |
| 富吉駅 | 30.2万/坪 (69.6坪) | - | - |
| 佐古木駅 | 9.4万/坪 (178坪) | 10.5万/坪 (106坪) | 4.4万/坪 (75.6坪) |
| 近鉄弥富駅 | 23.3万/坪 (130坪) | 15.7万/坪 (282坪) | 13.9万/坪 (76.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
近鉄蟹江駅 29.0 万/坪(昨年同期比 +94.2 ％)
近鉄蟹江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +94.2％( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.2 坪 (昨年 131.6 坪から +8.0 ％増)。
近鉄弥富駅 23.3 万/坪(昨年同期比 +47.8 ％)
近鉄弥富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.3万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +47.8％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 130.3 坪 (昨年 281.9 坪から -53.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 51.9 分 → 2022年 35.5 分、-31.6 ％と大きく減少)
烏森駅 40.7 万/坪(昨年同期比 -10.9 ％)
烏森駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.9％( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 63.5 坪から -38.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.0 分 → 2022年 7.0 分、-36.4 ％と大きく減少)
佐古木駅 9.4 万/坪(昨年同期比 -10.5 ％)
佐古木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.4万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.5％( -1.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 178.1 坪 (昨年 105.6 坪から +68.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 63.0 分 → 2022年 53.3 分、-15.4 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示