【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の名鉄常滑線 (神宮前駅~常滑駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.0万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -13.8%( -4.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 64 件(1年前(2022年)に比べて -9.9%( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 91.9 坪 (昨年 76.8 坪から +19.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。寺本駅、榎戸駅、常滑駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは榎戸駅で昨年に比べ +93.8 %、坪単価は 24.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(榎戸駅、常滑駅)は +76.7 %(坪単価 +9.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新日鉄前駅、聚楽園駅)は -71.9 %(坪単価 -22.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.6 % → 2023年 12.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった道徳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.7万円/坪(16.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +16.3%( +7.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新日鉄前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -75.9%( -16.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名鉄常滑線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
神宮前駅 | - | 100万/坪 (18.9坪) | 93.2万/坪 (41.6坪) |
豊田本町駅 | 51.7万/坪 (30.3坪) | - | 47.9万/坪 (28.2坪) |
道徳駅 | 53.7万/坪 (103坪) | 46.2万/坪 (51.6坪) | 29.3万/坪 (119坪) |
大江駅 | 38.9万/坪 (77.1坪) | 47.5万/坪 (79.7坪) | 42.6万/坪 (13.6坪) |
大同町駅 | 34.1万/坪 (49.9坪) | - | - |
柴田駅 | 42.7万/坪 (46.9坪) | 43.2万/坪 (112坪) | 42.6万/坪 (52.2坪) |
名和駅 | 24.9万/坪 (109坪) | 34.3万/坪 (121坪) | 25.2万/坪 (146坪) |
聚楽園駅 | 13.2万/坪 (131坪) | 41.2万/坪 (53.8坪) | 9.0万/坪 (207坪) |
新日鉄前駅 | 5.3万/坪 (46.9坪) | 22.1万/坪 (27.2坪) | 33.7万/坪 (41.8坪) |
太田川駅 | 39.3万/坪 (129坪) | 45.3万/坪 (65.0坪) | 39.7万/坪 (95.1坪) |
尾張横須賀駅 | 42.6万/坪 (57.5坪) | 65.3万/坪 (49.2坪) | 37.5万/坪 (18.2坪) |
寺本駅 | 32.8万/坪 (62.5坪) | 21.6万/坪 (39.3坪) | 26.7万/坪 (45.9坪) |
朝倉駅 | 31.4万/坪 (118坪) | 34.8万/坪 (87.7坪) | 32.5万/坪 (60.5坪) |
古見駅 | 25.6万/坪 (105坪) | 29.6万/坪 (97.6坪) | 34.0万/坪 (44.2坪) |
長浦駅 | 13.8万/坪 (36.3坪) | 16.2万/坪 (166坪) | 1.9万/坪 (200坪) |
日長駅 | 12.2万/坪 (82.7坪) | - | - |
新舞子駅 | 26.8万/坪 (60.2坪) | 23.4万/坪 (65.8坪) | 17.2万/坪 (69.6坪) |
大野町駅 | 18.3万/坪 (32.5坪) | 17.5万/坪 (59.5坪) | 10.9万/坪 (123坪) |
西ノ口駅 | 10.9万/坪 (176坪) | 10.3万/坪 (136坪) | 11.0万/坪 (79.2坪) |
蒲池駅 | - | 4.4万/坪 (99.8坪) | 13.9万/坪 (68.8坪) |
榎戸駅 | 24.3万/坪 (103坪) | 12.5万/坪 (87.7坪) | 16.4万/坪 (85.2坪) |
多屋駅 | 27.0万/坪 (70.3坪) | 24.8万/坪 (72.6坪) | 23.2万/坪 (73.4坪) |
常滑駅 | 20.9万/坪 (98.1坪) | 13.1万/坪 (80.9坪) | 12.3万/坪 (66.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
榎戸駅 24.3 万/坪(昨年同期比 +93.8 %)
榎戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.3万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +93.8%( +11.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 87.7 坪から +17.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.0 分 → 2023年 8.0 分、-11.1 %と減少)
常滑駅 20.9 万/坪(昨年同期比 +59.5 %)
常滑駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.9万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +59.5%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -40.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.1 坪 (昨年 80.9 坪から +21.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.0 分 → 2023年 18.7 分、-18.8 %と減少)
新日鉄前駅 5.3 万/坪(昨年同期比 -75.9 %)
新日鉄前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -75.9%( -16.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 27.2 坪から +72.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.5 分 → 2023年 7.0 分、-39.1 %と大きく減少)
聚楽園駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -67.9 %)
聚楽園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -67.9%( -28.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 53.8 坪から +143.0 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.8 分 → 2023年 30.0 分、+68.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示