【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅~徳重駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -1.8%( -2.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 24 件(1年前(2023年)に比べて -60.7%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 69.9 坪から +10.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。御器所駅、瑞穂区役所駅、桜本町駅、神沢駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +107.2 %、坪単価は 1,221 万円/坪となった。
上位 2 駅(名古屋駅、桜本町駅)は +72.3 %(坪単価 +331.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(野並駅、今池駅)は -75.1 %(坪単価 -74.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.7 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.6 分 → 2024年 12.4 分、+29.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.8 % → 2024年 8.3 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,221万円/坪(369万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +107.2%( +631.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -86.4%( -50.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市桜通線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
太閤通駅 | - | 77.8万/坪 (25.7坪) | 122万/坪 (49.9坪) |
名古屋駅 | 1,221万/坪 (19.7坪) | 589万/坪 (54.5坪) | 1,350万/坪 (127坪) |
国際センター駅 | - | 230万/坪 (54.5坪) | - |
丸の内駅 | - | 343万/坪 (81.7坪) | 315万/坪 (63.5坪) |
久屋大通駅 | - | - | - |
高岳駅 | - | 215万/坪 (60.5坪) | 178万/坪 (78.7坪) |
車道駅 | - | 158万/坪 (32.8坪) | 116万/坪 (48.4坪) |
今池駅 | 55.1万/坪 (18.2坪) | 153万/坪 (19.7坪) | 140万/坪 (75.4坪) |
吹上駅 | 105万/坪 (33.3坪) | 119万/坪 (83.7坪) | 90.6万/坪 (87.2坪) |
御器所駅 | 133万/坪 (95.3坪) | 108万/坪 (37.8坪) | 66.1万/坪 (56.0坪) |
桜山駅 | 129万/坪 (80.7坪) | 116万/坪 (78.0坪) | 84.0万/坪 (30.3坪) |
瑞穂区役所駅 | 110万/坪 (25.0坪) | 91.0万/坪 (43.1坪) | 70.3万/坪 (36.3坪) |
瑞穂運動場西駅 | 105万/坪 (33.3坪) | 125万/坪 (31.8坪) | 92.5万/坪 (73.1坪) |
新瑞橋駅 | - | 106万/坪 (30.3坪) | - |
桜本町駅 | 113万/坪 (19.7坪) | 82.2万/坪 (40.8坪) | 81.7万/坪 (25.7坪) |
鶴里駅 | 60.8万/坪 (56.0坪) | 67.2万/坪 (64.4坪) | 84.6万/坪 (42.4坪) |
野並駅 | 8.0万/坪 (99.8坪) | 58.7万/坪 (40.1坪) | 39.6万/坪 (53.3坪) |
鳴子北駅 | - | 63.4万/坪 (36.3坪) | 68.6万/坪 (40.8坪) |
相生山駅 | 45.3万/坪 (94.8坪) | 57.5万/坪 (145坪) | 50.7万/坪 (87.2坪) |
神沢駅 | 64.0万/坪 (268坪) | 52.2万/坪 (146坪) | 57.5万/坪 (79.3坪) |
徳重駅 | 38.4万/坪 (62.4坪) | 57.6万/坪 (92.0坪) | 50.7万/坪 (62.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 1220.6 万/坪(昨年同期比 +107.2 %)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,221万円/坪(369万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +107.2%( +631.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 54.5 坪から -63.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.7 分 → 2024年 4.0 分、-53.8 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 100.0 %)
桜本町駅 112.9 万/坪(昨年同期比 +37.5 %)
桜本町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +37.5%( +30.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 40.8 坪から -51.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 7.0 分 → 2024年 2.5 分、-64.3 %と大きく減少)
野並駅 8.0 万/坪(昨年同期比 -86.4 %)
野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.0万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -86.4%( -50.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 40.1 坪から +149.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.5 分 → 2024年 19.0 分、+52.0 %と大きく増加)
今池駅 55.1 万/坪(昨年同期比 -63.9 %)
今池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.1万円/坪(16.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -63.9%( -97.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 19.7 坪から -7.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 13.0 分、+116.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示