【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の名古屋市桜通線 (太閤通駅～徳重駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 172万円/坪(51.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +96.6％( +84.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 64 件(１年前(2021年)に比べて +1.6％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 72.0 坪から -6.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。太閤通駅、鶴里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴里駅で昨年に比べ +27.6 ％、坪単価は 84.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴里駅、太閤通駅)は +27.2 ％(坪単価 +22.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(御器所駅、野並駅)は -53.4 ％(坪単価 -80.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.9 分 → 2022年 10.1 分、-14.5 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 24.2 ％ → 2022年 21.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった今池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 140万円/坪(42.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +9.4％( +12.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -39.8％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名古屋市桜通線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太閤通駅 | 122万/坪 (49.9坪) | 96.1万/坪 (54.2坪) | 76.0万/坪 (30.3坪) |
| 名古屋駅 | 1,350万/坪 (127坪) | - | 139万/坪 (64.3坪) |
| 国際センター駅 | - | 143万/坪 (18.2坪) | 101万/坪 (69.6坪) |
| 丸の内駅 | 315万/坪 (63.5坪) | - | 441万/坪 (27.2坪) |
| 久屋大通駅 | - | 460万/坪 (69.6坪) | - |
| 高岳駅 | 178万/坪 (78.7坪) | - | 192万/坪 (170坪) |
| 車道駅 | 116万/坪 (48.4坪) | 111万/坪 (66.6坪) | 78.6万/坪 (22.7坪) |
| 今池駅 | 140万/坪 (75.4坪) | 128万/坪 (136坪) | - |
| 吹上駅 | 90.6万/坪 (87.2坪) | 115万/坪 (127坪) | 93.7万/坪 (31.8坪) |
| 御器所駅 | 66.1万/坪 (56.0坪) | 200万/坪 (141坪) | 122万/坪 (73.8坪) |
| 桜山駅 | 84.0万/坪 (30.3坪) | 113万/坪 (57.9坪) | 118万/坪 (65.0坪) |
| 瑞穂区役所駅 | 70.3万/坪 (36.3坪) | 101万/坪 (30.3坪) | 73.4万/坪 (130坪) |
| 瑞穂運動場西駅 | 92.5万/坪 (73.1坪) | - | - |
| 新瑞橋駅 | - | 53.4万/坪 (18.2坪) | 61.8万/坪 (121坪) |
| 桜本町駅 | 81.7万/坪 (25.7坪) | 69.9万/坪 (76.1坪) | 68.3万/坪 (85.5坪) |
| 鶴里駅 | 84.6万/坪 (42.4坪) | 66.3万/坪 (54.5坪) | 62.5万/坪 (56.0坪) |
| 野並駅 | 39.6万/坪 (53.3坪) | 65.8万/坪 (126坪) | 41.9万/坪 (194坪) |
| 鳴子北駅 | 68.6万/坪 (40.8坪) | 61.6万/坪 (43.1坪) | 53.9万/坪 (108坪) |
| 相生山駅 | 50.7万/坪 (87.2坪) | 53.3万/坪 (40.1坪) | 50.2万/坪 (56.0坪) |
| 神沢駅 | 57.5万/坪 (79.3坪) | 51.6万/坪 (62.2坪) | 46.8万/坪 (72.9坪) |
| 徳重駅 | 50.7万/坪 (62.2坪) | 45.6万/坪 (58.1坪) | 54.3万/坪 (56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴里駅 84.6 万/坪(昨年同期比 +27.6 ％)
鶴里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.6万円/坪(25.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +27.6％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 54.5 坪から -22.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 5.7 分 → 2022年 6.5 分、+14.7 ％と増加)
太閤通駅 121.8 万/坪(昨年同期比 +26.8 ％)
太閤通駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 122万円/坪(36.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.8％( +25.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 54.2 坪から -7.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 9.0 分、+58.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
御器所駅 66.1 万/坪(昨年同期比 -67.0 ％)
御器所駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -67.0％( -134.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 141.4 坪から -60.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 6.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
野並駅 39.6 万/坪(昨年同期比 -39.8 ％)
野並駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -39.8％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.3 坪 (昨年 126.4 坪から -57.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.5 分、+72.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示